社団法人 横浜青年会議所
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理事長所信
矜持
2009年度社団法人横浜青年会議所
理事長 徳増栄治
自信と誇り(矜持)

あなたは日本に暮らしている事を誇りに思いますか?
このわがまち横浜で仕事に従事し、生活を営んでいる事を誇りに思いますか?
そして大好きなまち横浜に誇りを持っていますか?
日本は明治維新以降、殖産興業政策などにより急速に発展してきました。欧米諸国の産業革命の成果を導入し、急速に変化する社会の中で国の政策に応え、世界中の強豪国とあらゆる分野で競ってきました。しかし、その後「富国強兵」を掲げ、太平洋戦争での敗戦をむかえることになります。
戦後生まれの多くの日本人は「戦争をおこした日本は悪い」という教育を受けてきました。アジア諸国を不幸にした加害者として戦争の責任を負うというものです。もちろん真摯に受け止め反省する事は必要です。ただ過剰とも思えるくらいに教育を通してそれらを指導されてしまった結果、我が国ではこれまで自分の国や自らの民族を前向きに評価し、この国を誇りに思い「日本を愛している」と声高に主張する事さえ抑制されてきました。自国について語るときは、何らかの恥じらいとためらいを覚えながら論じるようになってしまっています。国への誇りや愛着心を表明する事は決して特異で頑迷な考え方ではなく、国民一人ひとりは国家と向き合いこの国の歴史を知り、健全で成熟した愛国心を確立していかなければならないのです。
近代国家・先進国家と認められるまで、懸命にこの国を思い、この国の為に身を尽くしてくださった人たちへの敬意を払い、今、日本で暮らし、生活を営む者としての自信や誇りを忘れてはなりません。自信とは、自分自身と向き合うこと、そして自己を周囲が評価し、自己も認識した時に、豊かになっていくものです。まず何よりも、素直に今の幸せを感じる心の余裕を各自が持ち、物事の善悪を正しく判断できる目を養い、育んでいかなければならないと思います。この国の良さ・素晴らしさを伝え、残していかなければならない我々は責任世代です。改めて国への誇り・地域への誇りをもつ事の必要性、そして重要性を強く感じております。
「この国に生まれて本当に良かった。」「このまちに生まれて本当に良かった。」その気持ちをひとりでも多くの人達に発信していきましょう。


開港150周年

1859年(安政6年)、日米修好通商条約に基づき横浜は開港しました。当時、半農半漁の村だった横浜は150年という歳月を経て人口364万人を超える日本最大の政令指定都市へと発展してきました。150年前の横浜の開港は「日本の開国」となりました。諸外国の文明や文化を導入する窓口となって異国情緒豊かに発展し、また波乱の舞台を演出するなど、わが国の歴史と文化に多大な影響を与えてきました。美しい港と歴史がおりなす文化遺産をもつ横浜は、今もなお日本を代表する国際観光都市として発展し続けています。今後も交流や情報の交換などを通して開港都市としての誇りをもって邁進していかなければなりません。
行政が主導となり、マザーポートエリア、ベイサイドエリア、ヒルサイドエリアの3地区で様々な記念事業が開催されます。そこでも我々が牽引役となり行政やNPOなどの民間組織、市民と協力しながらお互いに知恵を出し合い、新たなチャンスを創造し、わがまち横浜の都市づくりを進めていく一歩にしなければなりません。「周年」とは過去の歴史や伝統に敬意を持ち、10年・20年・50年先のビジョンを明確にすることです。現代の先行きに不透明感しか漂わない日本にあって我々横浜経済人が先進性と気概を持ってこの国・このまちの未来を切り開いていかなければならないと強く感じています。そこで我々は市民の笑顔に繋がり、喜びに満ちた市民の姿に触れられる横浜ならではの事業を行います。それが新しい文化の創造となり、伝播されていくことを狙いとします。また、この開港150周年という天の時を祝うためにもひとりでも多くの市民の皆様にチャンスを提供し、参画意識を持ってもらわなければなりません。ひとつの事業を通じて参画への喜びを体感してもらい、活動への理解と協力を得ながら組織としてのブランド力を向上させていく事も我々に託された大きな役目なのです。


環 境

昨年は5月末から横浜で開催された第4回アフリカ開発会議や7月の洞爺湖サミットでも「環境問題」がメインテーマとして取り上げられ、企業、行政の環境への取り組みも盛んになってきています。日本には「もったいない」という言葉に象徴されるように「ものを大切にしよう」という概念があります。資源をなるべく無駄にしないように、資源に思いやりをもつように、これは日本が現代のように豊かな国になる前から持っていたものです。日本では蛇口をひねれば当然のように飲用可能な安全な水が出てきます。当たり前の事であり、何の疑問も持ちません。しかし世界では水が足りずに12〜13億人の人々が安全な水を得ることが出来ない状態にあり、5〜6秒に1人の割合で水不足による死者が出ています。例えばタンザニアでは1リットルの水があれば30人の子ども達が手や口をきれいに洗う事が出来、衛生上の管理も行き届くのです。
地球の資源は巧く賢く使わないと枯渇していく有限なものです。地球に対する感謝の気持ちを持ち、尊敬する心、未来へのメッセージを我々は誇りを持って伝え広げていかなければなりません。様々な企業や団体が「環境」への取り組みを推進する中、我々も連携を取りながら、心・技・体をそなえた「環境先進都市・横浜」を目指していかなければなりません。そのうえで、環境問題は国境を越えた取組みを要すると言う認識を共有し、まず我々がグローバルな視点に立たなければなりません。国際都市横浜に暮らす我々の先進性を活かし、中国・韓国・ロシアという比較的「環境」に対する取り組みの浅い隣国との民間交流を通じて情報交換を促進する必要があります。環境先進国である日本そして環境先進都市である横浜が主導となり国家・地方行政・市民が各々の立場でこれらの問題を喫緊の課題と捉え、メッセージ性に富んだ、当事者意識の醸成を目的とする事業展開をしていかなければなりません。「地域から国を変える。世界を動かす」そんな気概を我々は持たなければならないのです。


まちづくり出来るひとづくり、ひとづくり出来るひとづくり

青年会議所の果たさなければならない役割に「まちづくり」「ひとづくり」があります。「まちづくり」は行政との連携を密にし、安全で暮らしやすい「まち」の創造に常に取り組んでいかなければなりません。開港150周年という節目の記念すべき年に、開港5都市や各18地域との連携をより強固なものとし、交流の盛んな活気ある横浜の創造に繋げていきましょう。社団法人日本青年会議所と共催で開催されるサマーコンファレンスは2009年で14回目となります。日本全国から集まるメンバーに対して今まで培われてきた経験と我々の温かい歓待の心を持って全国からの1万人を超えるメンバーをお迎え致します。そこでの交流を通じ、横浜で体感した「感動のタネ」を全国のメンバーに地元へお持ち帰り頂きます。開港150周年という運動発信における最大のチャンスを生かし我々のDNAに刻み込まれた「先進性」を胸に、未来への新たな出港に向け次世代に続く、夢や希望を共有できる都市の未来像を全国に発信する契機とします。また、28回目となる横浜開港祭は、開港150周年に相応しく全区・全市民をあげてお祝いをし、多くの市民との協働を促進し、来場した市民に喜ばれるお祭りとなるよう開催致します。開港150周年に開催される「メモリアルな開港祭」で体感した「感動のタネ」を市民の皆様にはお持ち帰り頂きます。港に感謝し、今日の繁栄の礎を築いた先人の業績を讃え、誇りを共有する事を目的とし、さらにはより一層の発展の契機とし行動力溢れる市民との関係の構築にも寄与していきます。アクティブな市民がまちをつくります。そして自ら立ち上がろうとする創発意識に満ちたアクティブな市民によりまちは形成されます。そして地域がつくられます。横浜に生まれ育った者の宿命を背負った以上、誇りを持ってこのまちの為に全力を傾け取り組んでいかなければなりません。会員の拡大にも積極的に取り組んで参ります。市内の人口に対する会員数の比率を考えると現状の0.01%という数字は低調なものであり、青年経済人としての組織の魅力、活動での成果を広域に発信していく必要性が増してきています。現在の経済状況を語る事はもちろん、我々は将来の経済情勢を予測し、まちづくりに活かしていかなければなりません。一人でも多くの若手経済人が集える魅力溢れる組織の形成が求められ、盤石なものにしていかなければなりません。将来のまちづくりの牽引役として世論を形成し喚起していく事こそ我々が担う最大の役目なのです。「まちづくりできるひとづくり」を会員間の研修を通して推進していきます。


夢そして笑顔溢れるまちの実現に向けて

発生する犯罪・事件は凶悪化し、目・耳を覆いたくなるようなニュースばかりが新聞やテレビを賑わせています。個人のエゴゆえに発生した事象までも「社会」のせいという論調ばかりが支配的になってきています。ではこの未成熟な社会に現代が陥ってしまった、そこからの脱却のポイントはどこにあるのでしょうか?私は「教育」にあると考えます。「教育」とは自分は将来こうなりたい、人の為にこうしたい、その明確な目標を持ち、将来へのビジョンを一日でも早く組み立てられるよう知識・教養・道徳を学び、「学校」はそれらを身につける場でなければなりません。子どもたち自らが目標を設定し、夢を声に出して語り、その夢や目標を達成する為に自分には今、何が必要かを考え実行出来るようになる。その機会を我々大人はより多く提供していくべきであり、たとえ一歩ずつでも愚直に夢の実現に向け取り組む姿勢を尊重しなければなりません。目標設定に裏付けされた「夢」は必ず叶います。目標を設定し、目的意識を持った子どもたちを一人でも多く社会に輩出し、無限の可能性にチャレンジ出来る環境を整える、それが「教育の場」です。まわりの人の為に、社会の為に、国の為に、世界の為に、そして最後に自分の為に一体何をすべきで、何が出来るのか。彼らには無限の可能性があるからこそ、導いてあげる事が重要なのです。よって「指導」が大切になってくるのです。
近年、様々な団体が「教育」を通して地域交流の活性化に取り組んでいます。6回目を迎える「はまっ子スクール」は事業の実施を一過性のものとせず、子ども達にどのような指導を心がけるべきかを検証し、さらに数年かけてプログラミングをしどの地域でも比較的容易に取り組める事業形態に進化させて来ました。本年はこれらに加え「家庭」という最小で最も重要なコミュニティに着目し、親子参画型の事業を行います。ひとつのカリキュラムの中で起承転結が完結する参加しやすい事業にし、門戸をさらに開き認識の共有に繋げてまいります。
目の輝きに満ち溢れた子ども達で横浜中が覆い尽くされ、夢を実現させようとがむしゃらに前進してきた子どもたちがやがて大人になり、現実の世界を体感し、身を置いた瞬間から真の明るい未来が見えてくるのではないでしょうか。


今、何が求められているのか

横浜青年会議所は近年、市民・市民団体との協働には特に注力して来ました。その成果は横浜開港祭や開港150周年のプレ・イベントなどでも形となり、確実に「市民意識変革運動」は浸透してきています。ただ、今までの運動展開に加えメンバーのみならず市民をどの方向でどのように意識づけをするのかが重要であり、その指針を我々が具体的に示さなければなりません。意識のどの部分に我々が変革を求め、実行していくのかを明確にしなければいけない時期に差し掛かっています。このまちの為に何かをしなければならない、そして何が出来るのかと言う問題意識、悪しき点があればこのままではなく改善しなければならないという危機意識を持ち、諸問題に対しては見て見ぬふりはいけない、他人事ではないという当事者意識を養い、それらの意識の醸成に繋げていかなければなりません。
開港150周年を契機として市民の方々には積極的に事業に参加頂き、我々に何が求められているのかを的確に判断し、自分たちにはまず何が出来るのかを考え、このまちの為に何か行動をおこす最大のチャンスと位置づけ参画意識の向上に繋げてまいります。市民発ではじめの一歩を踏み出し運動展開に繋げる「市民創発意識の醸成」こそ本年取り組まなければならない問題なのではないでしょうか。チャンスは貯金が出来ません。このチャンスを若者、そして子どもたちに参画という形で提供し、その芽を育んでいかなければなりません。責任感と使命感をもって運動を発信していかなければなりません。社会を変革できるのは我々一人ひとりの力なのです。


結びに

開港150周年という節目の記念すべき年、全員でその一歩をまず踏み出しましょう。それぞれの青年会議所活動というものがあるはずです。2009年はわがまちに自信と誇りを持ち、自ら率先して積極的に何かをしようという「志」を胸に、「横浜のために」「大好きな横浜のために」全力で邁進して行きましょう。


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