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2025年度運営テーマ

論語に出てくるこの言葉は、「人と協力することはあっても、人の意見や態度にむやみやたらに同調することはない」という意味です。横浜青年会議所においても、ビジネスにおいても良質な関係は人生における大切な宝となります。協調すべき部分は協調し、時には主体性をもって意見し合える良質な関係を築き、ともに成長していくことが私たちのあるべき姿です。機会は自ら創り出すものである。その機会によって自ら変革を遂げ、個の変革の総和がまちを変える。という思いを込めて、2025年度の運営テーマを「和而不同」と致しました。

理事長所信

はじめに

 機会は自ら創り出すものである。
その機会によって自ら変革を遂げ、
個の変革の総和がまちを変える。 

私は、自らの変革は自らの成長であり、個の成長の総和こそ、まちの発展につながると確信しております。横浜は開港以来、和而不同の精神で異文化を受け入れ、活気溢れるまちへと発展してまいりました。横浜と世界の文化が掛け合わされたことでまちが確立され、今では横浜から世界を変革する機会となっています。自ら創り出した機会によって、成長する個を増やし、まちの持続的な発展を遂げていく必要があります。

和而不同

論語に出てくるこの言葉は、意訳すると「人と協力することはあっても、人の意見や態度にむやみやたらに同調することはない」という意味です。横浜青年会議所においても、ビジネスにおいても、他者との関わりは避けることのできないものであり、良質な関係は人生における宝となります。しかしながら、相手の言うことなすことすべてに同調する馴れ合いの関係では、いずれ行き詰まり、関係そのものも破綻しかねません。だからこそ、協調すべき部分は協調し、時には主体性をもって意見し合える生涯のパートナーとして良質な関係を築き、ともに成長していくことが私たちのあるべき姿です。
本年度は、この和而不同の精神をもって横浜青年会議所の目的を達成すべく、すべての運動を構築してまいります。

循環経済の潮流を横浜から世界へ

既にある資源や産業を通して得られる経済効果は限定的であります。さらに、今後は新たな資源や産業が注目され、一部の国では世界を舞台とした積極的な経済活動により、投資を呼び込んでおります。横浜市でもスタートアップ企業をはじめとする企業や各種研究施設の誘致に成功しています。しかしながら、国内を見ても世界を舞台としたスタートアップ企業や新たな産業への取り組みは不足しております。
まずは、世界を舞台としたスタートアップ企業等をはじめとする成長企業の発展により長期的に国外資本を確保し、市内経済として循環させていく必要があります。姉妹都市や姉妹 JC、さらには今後横浜市との相乗効果が期待できる都市とともに世界の課題を抽出し、とが集うまちを創出する事業を構築してまいります。スタートアップ企業や国際的な産業クラスターの創出、人的交流等、国内外から企業とひとが集うまちを創出する事業を構築してまいります。
また、横浜市の経済状況に目を向けると、市民税に依存した税収構造であり、生産年齢人口の減少に伴う市民税の減少が加速することが予想されます。このことから、市内資本の循環並びに国外資本の獲得を基軸とした循環経済先進都市を確立する必要があります。循環経済に関する取り組みに対し、インバウンドを掛け合わせることで、経済的並びに人的資本の好循環を起こす事業を構築してまいります。
世界を舞台としたビジネススキルを学ぶ環境に関しても課題が多く存在しています。このまちをより良い方向へ導くためにも、世界をリードし、横浜に資本を呼び込む人財となり得る若年層の成長も必要となります。成長過程において一日でも早く国際感覚をつかむことやビジネススキルを身につけることはとても重要な機会となります。横浜で住み暮らす若年層に対し、横浜青年会議所で得られる国際の機会及びビジネスの機会を提供することを通して、世界をリードする人財としてともに成長する事業を構築してまいります。
和而不同の精神をもって国内外問わず多くのパートナーと接することが、横浜のまちを持続的に発展させることを確信しております。

市民祭を通して横浜を世界へ

6 月 2 日は、横浜に住み暮らす人々にとって、とても重要かつ大切な日です。”Thanks to the port”「開港を祝い、港に感謝しよう」をテーマに、第 1 回横浜国際デー“プレ横浜どんたく”から始まった横浜開港祭は第 44 回を数えることになります。この開港を祝う日は、地域コミュニティの結束が高まる機会となっています。しかし市民祭が定着している一方、物価高騰や例年 70 万人近い来場者に対する安全性の確保等、課題は山積しております。市民と横浜青年会議所、さらに市民と市民がつながる機会として横浜開港祭を開催する必要があります。
港に感謝するこの市民祭は行政、地元企業をはじめとする全国各地の皆様からの協賛によって成立しております。横浜を愛する多くのパートナー、そして国内外問わずこれから横浜を愛していただけるパートナーと手を取り合い、横浜開港祭を開催します。
横浜開港祭には、賑わいを創出するコンテンツが豊富にあり、そこには多くの接点が存在します。この機会を活用し、世界と海をコンセプトとしたブース出展やコンテンツを実施します。また、廃棄物等の数値を測定し、ゼロカーボン、ゼロウェイストを目指した事業を構築することで、横浜の未来を確立する市民祭へと昇華させてまいります。
横浜開港祭は、横浜というまちの魅力を内外に発信する貴重な機会となっています。様々な取り組みに関して SNS やメディアを活用し、コンセプトからストーリーを発信することで、横浜開港祭が世界の市民祭のベンチマークとなるよう事業を展開してまいります。
和而不同の精神をもって世界と共創し、歴史ある市民祭が広く発信されることで未来へつながることを確信しております。

外部の評価こそ共感の輪を生む

本年は、第二次世界大戦の終結から 80 年を迎えます。1951 年、戦後復興を機に創設された横浜青年会議所は、今日まで横浜のまちの発展とともに歴史を歩んでまいりました。現在、様々な団体が存在するなかで、横浜青年会議所は、社会開発、指導力開発、日本経済の正しい伸展、世界平和を会の目的として定款に定めた唯一無二の団体です。しかしながら、私たちの評価は外部により決まります。特にメンバーシップは外部評価が顕著に表れます。過去を顧みても、メンバーシップの推進がまちの発展に寄与していることは疑いありません。
未来は歴史を学ぶことによって予測することができます。横浜のまちの発展とともに歩んできた横浜青年会議所の志や歴史について一人でも多くの皆様に再認識していただき、共感の輪を拡げていく必要があります。多くのパートナーとともに横浜青年会議所のブランディングを行い、多くの皆様に届くような情報を発信し、共感の輪を拡げてまいります。共感の輪を拡げるための広報を通して、自然と集まるメンバーシップ活動を推進してまいります。
和而不同の精神をもって対外へ発信することで横浜青年会議所の共感の輪が拡がり、自然と人が集まる組織となり、まちの発展に寄与することを確信しております。

自ら考え、そして教え合い、答えを探し続けよう

私たちはリーダーではありません。リーダーになりたいと思う人たちの集まりであり、私たちは常に成長すべき存在です。しかし、一人での成長には限界があります。自らを成長させるため、そしてこのまちを発展させるためには多くのリーダーが必要となります。未来のリーダーを数多く輩出していくためにはリーダーシップを醸成する機会は必要です。ただし、横浜青年会議所はリーダーシップを醸成できません。社会に働きかける機会を与えることができる団体です。会員は、年度を重ね、社会に働きかける機会を通して自ら成長していきます。一人でも多くの会員がこの機会を通して、社会に対し本気で働きかけることのできる事業を構築してまいります。
横浜青年会議所が掲げる目的の達成に向け、手法に答えはありません。持続的な成長をするためには多くの機会を通して気づき、答えを探し続けることが必要となります。毎年組織が変わり、常に新たな気づきや発想、そして学びを得ることができます。この機会を活用し、交流のみならず、互いに教え合い、学び合うことのできる事業を展開してまいります。
和而不同の精神をもって、主体的な交流や学ぶ姿勢を促すことで本気のリーダーがまちをより良くすることを確信しております。

機会を点ではなく線で捉える

横浜では、2025 年には第 9 回アフリカ開発会議、2027 年には GREEN×EXPO2027 が開催されます。また、1995 年より日本青年会議所が主催するサマーコンファレンスの開催地として横浜をご選択いただいております。日本青年会議所の運動が全国各地に最大限発信されるための下支えのみならず、行政との連携や市民と触れ合う機会を通して、私たちは大きく成長することができました。これらをはじめとする国際的な大規模コンベンションの機会を大いに活用し、国際都市横浜の価値を広く世界へ発信していく必要があります。一つひとつの MICE を点ではなく線として捉え、期間の前後を活用する等、国際都市横浜の価値を広く世界へ発信するためシティプロモーションに係る事業を構築してまいります。
横浜青年会議所は日本青年会議所、国際青年会議所において数多くの役員輩出や会員数の多さによって存在感を確立してまいりました。この存在感がもたらす横浜青年会議所への恩恵は計り知れません。今後も引き続き日本青年会議所と横浜青年会議所、各地青年会議所と横浜青年会議所との連携を推進していく必要があります。引き続き積極的な出向者の輩出、そして友好 JC との交流を続けてまいります。また、新たな都市間の相乗効果を創出できる青年会議所を模索し、新たな締結に向けて検討してまいります。
和而不同の精神をもって、世界の機会をつないでいくことで国際都市横浜が確立することを確信しております。

自由闊達かつポジティブなガバナンス

Japan as No.1 と称された時代の日本のとある企業は、天才的な 2 名のリーダーがお互いを補完し合い、その組織に自由闊達かつポジティブな環境を醸成することで創造性をもたらしました。新たな気づきや発想を得るために、時代に即した自由闊達かつポジティブな環境を構築することは極めて重要です。
また、横浜青年会議所の目的達成に向け、自由闊達かつポジティブのみならず、会員一人ひとりが会の方向性とガバナンスを理解することも重要です。例会は、横浜青年会議所の向かうべき方向性や会のガバナンスを確認する機会です。同時に、新たな気づきや発想を得る機会でもあります。新たな気づきや発想を得るためにメンバーが主体的に参加できる例会を開催する必要があります。生活環境が多様化している昨今、多くのメンバーにも参画していただけるような設営やその場で感じた意見、感想を表現できる環境づくりを通して、ともに成長できる例会を構築してまいります。和而不同の精神をもったガバナンスや議論が、横浜青年会議所の発展の基盤となることを確信しております。


結びに

「和而不同」の対義語は「付和雷同」であり、自らに志がなく、他人の意見や態度にすぐ同調することです。「付和雷同」の精神では自らを変革させることもなければ、自ら機会を創り出すこともできません。
横浜青年会議所が受け継いできたものは志です。横浜青年会議所がその目的を達成するためにあるべき未来を見据え、強い志でその時代を切り拓いてまいりました。そして、私たちにはその志を次代へと引き継いでいく使命があります。そのために、私は人として成長を続けたい。成長を続けるということ、それは自らのためでもあり、家族、会社、そして社会のためでもあります。
私は、私たちの愛する横浜を私たちの力で良くしていくのだという志の好循環が横浜を、日本を、世界を変えていくことを確信しております。
「和而不同の好循環がもたらす 世界に誇れる横浜の実現」に向け、邁進してまいりましょう。

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