(一社)横浜青年会議所は、これまでに数々の知名度の高い事業を成功させ、横浜の発展に貢献してきました。具体的には『横浜スタジアムの建設の推進』や『赤レンガ倉庫の商業利用化』、さらには『F1誘致の提言』などがあります。これらのプロジェクトは、横浜在住者だけでなく観光客にも親しまれ、横浜を代表する観光地やイベントとして広く知られています。団体としての強力な影響力を示す実績です。
横浜スタジアムの建設推進
1976年、平和球場の老朽化に伴う新球場建設とプロ野球チーム誘致を推進しました。そして、新球場の建設は市の財政状況から新しく民間基本会社を設立する必要がありました。
(一社)横浜青年会議所はその新会社の株主(市民株主)の募集に奔走し、最終的には20億の資金を集め、1978年の横浜スタジアム誕生に貢献しました。
同年に川崎市を本拠地としていた大洋ホエールズ(現横浜DeNAベイスターズ)が横浜に本拠地を移転し、現在に至ります。
赤レンガ倉庫の商業利用化
1985年の第3回横浜経済人会議にて赤レンガ倉庫の保存・活用についての考えを横浜港湾局に提案、横浜市により赤レンガパーク基本計画策定委員会が設立されました。
(一社)横浜青年会議所も1987年に赤レンガパーク推進委員会を組織し、同年に開催された「赤レンガフォーラム」において(一社)横浜青年会議所の提唱した「横浜赤レンガ憲章」が採択されました。
そして、1999年に開催された第15回横浜経済人会議にて横浜赤レンガ倉庫を文化的施設・産業活用により市民のために開放されるという形で保存活用されることが決定し、(一社)横浜青年会議所の運動が実を結びました。
みなとみらい21への出資
1983年、(一社)横浜青年会議所により開催された第1回横浜経済人会議にて「みなとみらい21計画」が取り上げられまた。この会議で、みなとみらい21最大の地権者である三菱地所株式会から計画に協力する旨を初めて引き出すことに成功しました。
翌年には第三セクター「株式会社みなとみらい21」が発足され、横浜青年会議所(当時は社団法人横浜青年会議所)も「みなとみらい21計画は横浜最大のプロジェクト」との観点から出資を決定しました。その後、埋め立て・区画整理事業が始まり、現在のみなとみらいに至ります。
横浜開港祭の運営
横浜開港祭は、1981年に「国際デープレ横浜どんたく」として開催されたのが始まりで、翌1982年に「82国際デー第1回横浜どんたく」として正式に始まりました。1984年の第3回より「横浜どんたく」となり、1993年の第12回より「横浜どんたく開港祭」、1995年より「横浜開港祭」となり、2021年に第40回を迎えました。
横浜開港祭は、例年、港に感謝し、市民と共に横浜の開港記念日である6月2日を祝い、賑わいのある様々な催しを実施し、まちづくりと観光の活性化を図るために開催される”市民祭”です。 横浜青年会議所が中心となり、横浜市・横浜商工会議所・(公財)横浜観光コンベンションビューローそして市民と共に開催され続け、事業として運動発信を行ってきました。現在では横浜の顔となっています。