未来の横浜創造室
Think globally, Act glocally.
室長 竹内 栄佑
Vice President
Eisuke Takeuchi
横浜市は人口 377 万人の政令指定都市ですが、戦後初の人口減少傾向に転じたことで少子高齢化がより一層加速してまいります。横浜は個人市民税に依存した税収構造を脱却すべく、企業誘致とスタートアップ成長支援による法人市民税の獲得や、観光と MICE 強化によるインバウンドを強化しています。横浜が持続可能なまちであり続けるために、国際社会と協調し、世界中から企業と人が集まる魅力あるまちに発展する必要があります。
横浜青年会議所は横浜が世界をリードするまちになるために、国際シナジーの創出、循環経済の確立、グローバルリーダーの共育に関する以下の事業を展開してまいります。まず国際シナジーを創出するため、横浜市、横浜青年会議所と長年に渡り姉妹、友好関係を続けているパートナーとの関係性を向上させてまいります。それぞれの地域に混在する社会課題を解決するために、異文化、歴史、産業を深く理解し学ぶことで、オープンイノベーションが闊達になることでまちの発展につながります。次に循環経済を確立させるために、循環経済を市民へ浸透させることで生活様式として定着してまいります。そして定着した横浜の循環経済をより大きな渦にするためには、横浜市が推し進める観光と MICE にサーキュラーエコノミーを掛け合わせることで国内外へと波及していきます。また本年は市長選という市政転換期を迎えるため、横浜市民の主権者意識とシビックプライドを育む事業を行います。最後に世界で活躍するリーダーを共育するために、青少年に国際交流を経験させることで、成長過程での国際感覚の育成とビジネススキルの機会を提供します。
多くのパートナーと良質な関係を構築し、共創するオープンイノベーション起こすと相互にシナジーを生みます。国際社会と接点を持つことでまちと人が成長し、また横浜の循環経済域を拡大させることで持続可能で豊かな社会の実現につながると確信しております。
国際シナジー創出委員会
委員長 小俣 峻平
Chairman
Shunpei Komata
横浜市においてスタートアップ企業をはじめとする企業や各種研究施設の誘致が進んでおり、新たな企業を創出するための成長支援や交流拠点の整備も拡充しております。一方、海外進出のノウハウや情報がなく海外展開に苦戦している企業が数多く存在します。現状の課題を認識し、お互いのまちが持つ強みを生かして単独では実現できない成果を創出し、横浜の企業が海外へ進出することで長期的な国外資本を獲得していく必要があります。
お互いのまちがもつ強みや弱みを補完しあうために、経済、文化、技術のリソースを活かした事業を行うことで国際シナジーを創出することができる事業を展開していきます。横浜にスタートアップ企業が集まる利点や、海外に進出するニーズを把握し、世界規模の国際会議において交流を図れる事業を実施します。海外諸国のニーズを正しく捉えることで、横浜がもつ弱みを補完することのできる地域を選定し、国際交流を深めていきます。そして横浜のもつ強みを売り込むことでスタートアップ企業の国際ビジネスへの挑戦の機会を創出します。また横浜市、横浜青年会議所と長年に渡り姉妹関係のパートナーについても関係性を向上させてまいります。締結当時はお互いのまちにシナジーがあるため姉妹締結をしたわけですが、時代や文化の変化に伴ってお互いが求めるニーズも変化している可能性があります。今一度社会課題や強み弱みを共有することで、お互いの地域が更に発展するための機会を創出します。多様なステークホルダーとの連携により横浜のまちがもつ海外に向けた魅力を発信し、国際都市としての地位を確立することができると考えます。
横浜青年会議所が起点となり、新たに連携した国も含めた多くのパートナーとの良質な関係が構築されます。国際シナジーを創出する機会をつくることで、世界からの注目度も高まり、長期的に循環する国外資本が横浜の経済に豊かさをもたらすと確信しております。
循環経済確立委員会
委員長 谷口 亮磨
Chairman
Ryoma Taniguchi
横浜においては 2021 年をピークに人口が減少し続けており、今後生産年齢人口の減少が予想されています。しかし、循環経済への移行は直線経済からのビジネスモデル、ライフスタイルの転換を意味するため、人口減少期では循環経済を確立させる好機と捉えることもできます。持続可能な地域社会を築くために横浜青年会議所が実践してきた循環経済への取り組みをさらに加速させ、新たな経済モデルを横浜において確立させる必要があります。
循環経済の実現は政府の規制あるいは民間企業の技術開発だけでは成立せず、幅広いステークホルダーの相互連携が必要不可欠です。そこで、市民に対して循環経済の仕組みを広く発信することができる事業を開催し、循環経済を生活様式に取り入れることのできるきっかけを提供します。加えて、その事業においては国内外からの資本を循環させることも目的に地域外から人を呼び込み、横浜が循環経済を積極的に取り組んでいる都市だとアピールします。また、生産年齢人口の減少が予想されている横浜においては、資源のみならず人的資本もアップサイクルし、循環させる必要があります。横浜経済人会議においてサーキュラーエコノミーPLUS に則した政策を提言するだけでなく、様々な理由から社会活動の循環から抜けた方々の実情を知っていただく場も提供します。より効率的に発信するために行政や企業を巻き込み、循環経済移行の経済的メリットをインバウンドや人手不足への対応を以って、ステークホルダーへ理解していただきます。さらに本年は横浜市長選挙という市政転換期を迎えるため、公開討論会を実施し市民の主権者意識の向上に努めます。
横浜市において循環経済の概念が確立することで地域内外の資源や資本が効率的に循環し、循環型先進都市として国内外から注目され資本と人材が集まります。それにより、経済成長と資源保全の両立が実現した持続可能で豊かな都市となることを確信しております。
グローバルリーダー共育委員会
委員長 野口 伸
Chairman
Shin Noguchi
横浜市の小学生 8 割、中学生 7 割が英語でのコミュニケーションを積極的に図りたいと考えています。高校生では中級レベル以上の生徒が 6 割を占め、全国平均を約 3 割上回る数値を文部科学省が発表しています。こうした語学力を有する若者たちは、ビジネス、スポーツ、芸術、政治などで世界を舞台に活躍できるリーダーとなる可能性があります。そのためには、言語力に加え国際感覚やビジネス、主権者意識を早期に学ぶ機会が必要です。
横浜青年会議所は、若者たちが世界で活躍する選択肢を広げ、共に学び合える機会を提供し、若者が国際感覚を持ち、国内外で活躍するグローカルなリーダーを創出します。行政、企業や団体と連携し、国境や世代を超えた仲間が学び合うサマーキャンプの提供、国際交流等の諸活動への参画や交流を促進する役割を果たします。正解のない問題に取り組むことでビジネス感覚を養い、柔軟な思考と判断力を育む過程で強い志と成長するマインドを育成します。また若者が地域社会に関与し、リーダーシップを発揮するには、主権者意識が不可欠です。社会課題に関心を持ち、政治に興味を抱くことで、彼らが権利と責任を理解できるよう支援します。この取り組みで、持続可能な社会の発展に貢献する若者が増え、横浜から国内外で活躍したいと思うリーダーが生まれます。さらに、TOYP 事業を通じて社会にインパクトを与えるリーダーを発掘し、横浜のプレゼンスを高めていきます。こうした人財育成・発掘の取り組みにより、横浜はグローバルリーダーになることに最も近づける都市となることで、地域社会に新たな活力をもたらす未来を革新しています。
横浜が世界に近づける共育環境を整える事により、地域としての教育的な優位性を高め、海外法人の誘致にも寄与します。そして国際的な共育環境で学び合った若者たちが、国内外の資本を引き寄せるグローバルリーダーになる未来が実現することを確信しています。
横浜開港祭室
グローカルな未来へ、多様なパートナーと共創する市民祭の構築
室長 永井 嵩久
Vice President
Takahisa Nagai
横浜開港祭は、開港を祝い、港に感謝することをメインテーマとして、先輩諸兄姉の絶え間ない努力と挑戦を承継し、44 回目を迎える横浜青年会議所最大規模の継続事業です。そのなかで、安全安心の確保、環境問題への配慮、物価高騰による予算の確保等、今後も開催を継続する上で様々な課題が山積しています。私たちはこれらの課題と向き合い、多くの市民の笑顔や賑わいを創出し、横浜が活性化する市民祭を開催する必要があります。
横浜開港祭の開催は市民、企業、行政そしてサポーターやボランティアの皆様とのパートナーシップで成立しており、引き続き関係性を強固にしてまいります。さらに、国内外を問わず横浜開港祭に魅力を感じていただける方々を、パートナーとして迎える活動を行います。そのために、様々なネットワークを活用し、コンテンツのコンセプトに共感いただける新たな協賛先を発掘します。また、参加される皆様の安全安心の確保のために、過去から蓄積された経験をいかし、関係各所との連携を強化した警備計画を策定します。さらに、開港都市横浜を実感できるような、世界と海をコンセプトとした企画、市民祭のベンチマークとなるような CO2 やごみの削減を意識した運営を行います。そして、横浜開港祭について認知し、興味関心が高まる情報発信を、SNS 等のメディアと各地の PR 活動を通じて、グローバルな視点で行ってまいります。協賛活動、企画運営活動、広報渉外活動はそれぞれ密接に関係しています。委員会が連携を深めることで効果的な手法が創出され、新たな成果が具現化し、地域を越えて注目される事業の構築、発信につながります。
市民祭の賑わいは地域コミュニティの結束を高めます。多様なパートナーとの共創は市民に開港都市としての進取の気質の芽を生みます。市民やまちとともに進化し続ける横浜開港祭が世界に注目される市民祭となり、横浜の発展に寄与していくと確信しております。
横浜開港祭総務委員会
委員長 堀尾 聡
Chairman
Satoshi Horio
横浜開港祭は、開港を祝い、港に感謝することをメインテーマとして、先輩諸兄姉の絶え間ない努力と挑戦を承継し、44 回目を迎える横浜青年会議所最大規模の継続事業です。横浜は開港以来、異国からの文化を積極的に取り入れ発展し続けてきた歴史があります。物価上昇が懸念されるなか、予算を確保し、開港都市らしい国際色あふれる市民祭を開催することで、市民の笑顔や賑わいの創出、横浜の活性化につなげていく必要があります。
横浜開港祭の開催には、協賛企業、関係諸団体、市民の皆様からの協力が必要不可欠です。協力いただける皆様とコミュニケーションを図り、ご要望や改善点をその視点から取り入れ、協賛価値を高めることで、信頼関係をさらに強固なものにしていきます。新しくご協賛いただける企業を増やすために、横浜市内に拠点を置く外資系企業や、地域を越えて横浜に興味を持つ個人や企業に、横浜開港祭の開催意義や魅力を周知します。また、協賛カタログや DM の内容について、国際的な視点を取り入れた形で検討、精査することで、より多くの方に支援していただけるような協賛を募ります。併せて横浜で展開されている、国際的な活動をする団体と連携を図り、お互いの認知向上に相乗効果を生み出し、新たなパートナーを発掘します。また、循環経済に興味のある企業や、環境問題解決に取り組むスタートアップ企業を、パートナーとして取り込むことで、ゼロカーボン、ゼロウェイストの市民祭を目指します。そして、ご協賛いただいた市民や企業の皆様に引き続きご協力をいただけるよう、横浜開港祭の開催後も協賛の価値を享受できる機会を創出します。
新たな関係を構築し、多くの国の人に参画していただくことで、多様な文化が入り混じる国際色豊かな横浜開港祭を開催することができます。それにより、市民に横浜が開港都市であり国際都市であるという誇りを生み、横浜の活性化につながると確信しております。
横浜開港祭企画運営委員会
委員長 橋本 遼平
Chairman
Ryohei Hashimoto
横浜開港祭は、開港を祝い、港に感謝することをメインテーマとして、先輩諸兄姉の絶え間ない努力と挑戦を承継し、44 回目を迎える横浜青年会議所最大規模の継続事業です。そのなかで、安全安心の確保、環境問題への配慮、悪天候への対応など、様々な課題が山積しています。私たちは、これらの課題と向き合い、市民の賑わい創出と、横浜の更なる経済の活性化につながる、横浜らしい国際色あふれる市民祭を開催する必要があります。
横浜開港祭に関わっていただいているすべての方々の安全安心の確保のため、企業、行政、サポーターやボランティアの皆様とのコミュニケーションを促進し、連携体制を強化してまいります。警備に関して、過去の計画を踏まえ、他の事業の警備状況を調査研究し、徹底した現地調査を行い、警備計画の策定、実行をします。また、すべてのコンテンツにおいて、悪天候時を想定した運営計画を検討し、即座に異常気象への対応ができるよう準備してまいります。今年度は、横浜の開港と発展の歴史に立ち返り、参加者が異文化に触れ、グローバルな視野を広げる機会を創出します。そのために、世界各国の文化や料理、多国籍な音楽やパフォーマンスを堪能できるコンテンツ、海を活用したコンテンツなどを展開します。また、市民と、地域を越えたパートナーが共に創り、新たな関係が生まれるコンテンツを考案します。さらに、環境や社会に配慮した市民祭を実施するために、当日発生する CO2 やごみの排出量を削減、再利用する仕組みを構築し、実践します。この手法や数値化した結果を広く発信することで、未来への道筋をつくる市民祭を目指します。
開港がもたらした繁栄を体感し、未来を考える機会となる横浜開港祭の開催により、市民は地域に対する誇りを感じ、新たな分野に挑戦する風土が醸成されます。そして、それらが横浜の活性化に寄与し、世界に注目を浴びる国際都市へ発展すると確信しております。
横浜開港祭広報渉外委員会
委員長 青木 寛重
Chairman
Nobushige Aoki
横浜開港祭は、開港を祝い、港に感謝することをメインテーマとして先輩諸兄姉の絶え間ない努力と挑戦を承継し、44 回目を迎える横浜青年会議所最大規模の継続事業です。また、賑わいを創出するコンテンツは、世界に横浜開港祭の魅力を発信できる可能性を有しております。情報発信の手法は多様化しており、効果的に横浜開港祭の魅力を周知できる手段を構築し、多様なパートナーに共感いただける広報渉外活動を行う必要があります。
横浜開港祭をグローバルな市民祭に発展させるため、ガイドブックや SNS ハッシュタグの多言語表記等、世界を意識した情報発信を行います。SNS 発信では動画を中心とし、横浜開港祭の歴史やコンセプト、コンテンツ等をストーリー仕立てで分かりやすい情報発信を致します。誰もが SNS で情報発信者になる現代では、広報活動にファンマーケティングの視点が欠かせません。より多くの企業や個人の皆様が共感し、パートナーとして応援していただくため、横浜開港祭の魅力を発信してくれる多くのファンを募り、情報発信を共創致します。世界に誇れる環境に配慮した市民祭を PR するため、横浜開港祭終了後もゼロカーボン、ゼロウェイストに向けた取り組みを SNS にて発信します。横浜開港祭親善大使による PR 活動においては、国際色豊かなイベントを新規キャンペーン先として増やすなど、市民参加型のキャンペーン活動をします。横浜開港祭で最大の市民動員を誇るドリーム・オブ・ハーモニーは、横浜開港祭が市民祭であることを象徴する重要なコンテンツです。市民が一体となる感動の場を提供するとともに、地域を越えて発信します。
効果的な広報渉外活動を通して、市民が歴史に感謝し、郷土愛を抱きます。横浜開港祭が横浜を越えて評価されることで、地元に対する誇りが生まれます。そして、市民に連帯感が生まれ、横浜が活性化し、国際都市としての発展に寄与することを確信しております。
JCブランディング特別委員会
「魅力」をひとへ「共感の輪」をまちに、人が集う組織へと。
特別委員長 佐々木 駿
Executive Chairman
Shun Sasaki
横浜に人財を輩出し続けてきた横浜青年会議所の会員数は、近年 300 名以下と減少しておりますが、潜在的な入会を希望している方の発掘には余地があります。まだ我々の活動を知らない方々に、情報発信を通じて我々の志に共感していただくことでメンバーシップ活動の推進を図る必要があると考えます。効果的かつ積極的な情報発信を行い、潜在的な入会候補者を発掘することで、メンバーシップ活動の推進へとつなげていく必要があります。
メンバーシップの推進につなげていくために横浜に住み暮らす人々に、横浜青年会議所の活動を広く情報発信してまいります。SNS を活用し組織の魅力を発信し、公式ホームページへのアクセス数を増加させます。公式ホームページでは入会候補者を引き込むために、目的に合わせた効果的な情報提供をいたします。年間を通じた効果的かつ積極的な情報発信は、新たなメンバーシップ活動へとつながります。また、今日のメンバーシップ活動を支えてくださる特別会員との強固な連携を築くことで、更なるメンバーシップの推進へとつなげます。横浜青年会議所の志に賛同してくださる特別会員、行政や企業とのパートナーシップを構築し、共感の輪を拡げていくことでメンバーシップの推進を図ります。横浜青年会議所の未来を見据えた組織基盤の構築のために対外からの認知度、組織評価を調査いたします。正確な情報収集の結果を基にブランド戦略を展開します。組織の未来を形成するリブランディング活動で、これまでに積み重ねた経験やまちへの想いを発信し、横浜青年会議所の活動の効果を最大化し新たなメンバーシップの推進へとつなげてまいります。
横浜青年会議所への共感の輪を対内外へ発信しメンバーシップの推進につなげ、まちをより良くする組織としての拡大を実現致します。共感の輪の広がりが新たなメンバーシップの推進となり自然と人が集まる魅力ある横浜青年会議所へつながると確信しております。
会員室
ともに学び成長し、当事者意識をもつリーダーたちを輩出する
室長 森沢 喜之
Vice President
Yoshiyuki Morisawa
変化の激しい社会情勢の中、横浜青年会議所は明るい豊かな社会の実現のためメンバー一丸となって活動してまいりました。一方で一定数のメンバーの活動にとどまり参加の少ないメンバーもいる中で、アクティブに活動するメンバーを増やしていくことが重要です。強固な組織にしていくために、多くのメンバーが学びを得ることができる交流事業を行い理念や方向性を理解することで、まちの発展に導くリーダーを育成する必要があります。
まず、新入会員には横浜青年会議所の魅力を伝え当事者意識をもち活動していただく 1 年間と致します。ザよこはまパレードに参画し、会員同士の絆を深め一体感を生み横浜青年会議所の活動に自ら参加したいと思える環境を創出致します。さらに研修プログラムや研修合宿では議案構築を学び、基本理念や目的、運動の本質を理解したうえで自分達で考え、事業構築した例会を実施致します。こうした活動を通して熱意を高め地域のリーダーとなる人材を育成致します。新年式典賀詞交換会は横浜青年会議所の 1 年間の運動方針を関係諸団体、会員に報告するとともに日頃の感謝や敬意をお伝えし、友好な関係性を構築致します。また、神戸青年会議所との友好締結から 40 周年を迎える記念すべき年となります。これまで以上に友好関係を深め互いのまちの発展成長につながる定例会を実施致します。また、会員交流では委員会や役職の垣根を越えて交流を深めるとともに、学びも得られる事業を行います。より一層横浜青年会議所の団結力を強めるともに、会員間の友情が深まることで絆がうまれ、互いに支え合い高みを目指す動きが広がることにつながります。
事業を通じて、会員同士が積極的に交流を図ることにより、結びつきを強め学びを得ることで、横浜青年会議所の団結力の強化につながります。また確固たる信念を貫ける人材を育成することにより、横浜の未来を牽引するリーダーを輩出できると確信しております。
リーダーシップ推進委員会
委員長 米谷 裕治
Chairman
Yuji Yoneya
急速に変化する社会のなかで、横浜青年会議所は指導力開発を目的とし、優れたリーダーを数多く輩出してまいりました。近年、未来を切り拓くリーダーとなる志から積極的に入会を希望するケースが増加しております。その一方で、様々な理由で入会を辞退する方が一定数存在している現状があります。リーダーシップを発揮する機会の提供や、仲間と学びあい切磋琢磨し、成長できる環境を整えることで、一体感を高める仕組みが必要です。
はじめに、横浜青年会議所の活動のもとである、信条や目的を理解していただくことが重要であり、委員会や事業の意義を認識し、積極的な参加意欲の向上を目指します。個々のフォローアップも重要な要素であり、新入会員一人ひとりの進捗や活動に円滑に馴染めるようサポート致します。ザよこはまパレードへの参画を通じて、新入会員同士の絆を深めて、事業への積極的な参加につながる一体感の醸成を図ります。加えて、研修プログラム及び合宿を実施し、長年にわたって積み上げられてきた歴史的背景や基礎知識について学び、活動の趣旨を見出します。先人たちの努力と志を深く理解し、その想いを知り、伝統や影響力を認識していただきます。先人たちの知見を参考にし、挑戦することで成功体験を積み、自己効力感を高め、自発的な行動を促し、個々が成長する機会を得ることができます。10 月例会への参画を通じ、これまでに培った経験と意欲をもって、新入会員が自ら例会を設えることにより、当事者意識を一層高め、成長を促進する機会を創出致します。このプロセスを通じ、自主性を引き出し、組織全体の発展に寄与することを目指します。
1 年間の事業を通じて一体感を育み、入会辞退者を減少させ、挑戦を通じて新入会員の成長を促進します。これにより、リーダーとしての資質が高まり、未来を切り拓くリーダーを増加させ、横浜青年会議所の強靭な組織と横浜の発展に貢献できると確信しています。
式典交流委員会
委員長 會田 圭
Chairman
Kei Aida
社会情勢がめまぐるしく変化する中でも、私たちは関係諸団体の皆様との理念共感、実地による会員同士の交流を重んじた活動を続けてまいりました。一方、事業参加率の停滞により、先人より受け継がれてきた強固な組織とリーダー資質の継承が持続困難になることを危惧しています。単なる交流に留まらず、多くの会員が積極的に参加しやすい環境、新たな気づきや発想を得ながら、相互研鑽ができる機会を提供することが必要となります。
新年式典賀詞交換会では、横浜青年会議所の 1 年間の運動方針を関係各所、会員に発信するとともに、日頃の感謝や敬意をお伝えし友好な関係を構築致します。本年は、神戸青年会議所との友好締結から 40 周年を迎える記念すべき年となります。おもてなしの気持ちでこれまで以上に友好関係を深め、互いのまちの発展成長に寄与する定例会を開催致します。会員交流事業では、委員会や役職の垣根を越えた、交流機会の少ない会員同士が交流を深めるとともに、非日常的な環境での学びや、メンバーの得意分野を相互に学び合う機会を創出する事業を行います。ご家族にも参加いただける機会を創出し、より魅力を感じていただける交流事業を実施します。これにより、横浜青年会議所の団結力を強めるともに、会員間の友情が深まることで絆がうまれ、互いに支え合い高みを目指す動きが広がることにつながります。また、日頃お世話になっている特別会員と連絡調整し、シニア会開催のご協力をさせていただきます。そして、青年会議所活動の集大成を迎える現役会員の功績を称えるとともに、今後の門出を盛大に祝ってお見送りをする卒業式を開催致します。
事業を通じて、進むべき方向や理念を理解し、学び合うことで成長し、協調性をもち主体的に意見し合える関係を築きます。横浜青年会議所の志を会員全員が一体感をもって受け継ぎ、紡いでいくことで、明るく豊かな社会の実現に寄与することと確信しております。
渉外室
世界とともに成長し渉外による国際都市横浜の確立
室長 長谷川 圭一
Vice President
Keiichi Hasegawa
国際都市横浜は 2025 年に TICAD9、2027 年には GREEN×EXPO2027 など大規模 MICE が開催され、国内外から多くの人々が集う機会があります。サマーコンファレンスや国際的 MICEの開催は、横浜青年会議所のさらなる発展につながるとともにインバウンドなどによる地域の経済的資産となります。そのためにも横浜の価値を広く発信する渉外活動を展開し、パートナーとの信頼関係を強固にする必要があります。
本年度もサマーコンファレンスが横浜の地で開催いただけるよう、全身全霊で渉外活動を展開してまいります。28 回に亘り、横浜を開催地としてご選択いただいていることは決して当たり前ではなく先輩諸兄姉の想いや行動によって積み上げられています。このことを常に念頭に置き、日本青年会議所への運営協力、連絡調整を密に行ってまいります。身近な MICE の開催は、横浜青年会議所の発展の機会、そして国際都市横浜の価値を広く発信することでまちの活性化につながります。開催期間中のみならず継続的なシティプロモーション活動を実施してまいります。先輩諸兄姉より築かれてきた渉外の意義をメンバーに深く理解いただき国際青年会議所や日本青年会議所、各地青年会議所との関係をさらに強固なものと致します。ASPAC や世界会議への参画を民間外交と交流の場、国内の諸大会では地域連携を促進する機会とし、出向者への理解と多くのメンバーの参加による支援を行ってまいります。また、新たなシナジーを創出する青年会議所を模索し、横浜青年会議所のさらなる発展と成長につながるための友好関係の締結を目指してまいります。
人と人とのつながりにより良質で強固な関係を築き、それにより機会が紡がれることで横浜青年会議所のさらなる発展とメンバーの成長を創出致します。渉外活動を通じて、このまちの価値が広く国内外に発信され、国際都市横浜が確立することを確信しております。
横浜MICE推進委員会
委員長 嶋崎 真敬
Chairman
Masahiro Shimazaki
グローバル MICE 戦略都市の横浜市は国際都市として価値向上を推進するなか、大規模 MICEのTICAD9 やGREEN×EXPO2027 の開催が予定されています。この MICE 開催の機会は、サマーコンファレンスの運動を世界へ発信できる機会でもあります。横浜青年会議所は日本青年会議所と揺るぎない絆を築き、行政や各諸団体と連携したサマーコンファレンスの下支えを行い伴走し続けるパートナーになることが必要です。
日本青年会議所最大の運動発信の場であるサマーコンファレンスの開催地に横浜をご選択いただけたことに感謝し、今後も開催地としてご選択いただくべく真摯に取り組みます。横浜青年会議所として日本青年会議所と定期的な運営協力や連絡調整を積極的に実施することで、魅力あるサマーコンファレンスの開催支援に努めて参ります。横浜市での開催がサマーコンファレンスの動員により寄与するために、TICAD9 や GREEN×EXPO2027 も活かしたプロモーションを実施します。そのために日本青年会議所とも連携し対外向け WEB メディアや WEB 広告を活用したデジタルマーケティングによる効果の高い情報発信を検討致します。加えて開催地としてよりご満足いただけるために、国際都市としての魅力が溢れるレセプションを開催します。サマーコンファレンス開催地の横浜青年会議所メンバー全員が役割を理解し、責任を全うすべく対内向けの情報発信と連絡調整会議を実施します。私たちはこれからもサマーコンファレンスを通じた日本青年会議所並びに各地青年会議所、行政や各諸団体の皆さまとワンチームで前へ進んでまいります。
横浜青年会議所がサマーコンファレンスを通じパートナーの皆さまと起こす運動は、理想の地域経済が好循環する起点創出につながります。私たち一人ひとりが高い当事者意識で取り組む渉外活動は、青年会議所会員全員の明るい未来へつながることを確信致します。
JC連携推進委員会
委員長 青木 良太郎
Chairman
Ryotaro Aoki
近年の急激なインバウンド増加に伴うまちの変化とともに、渉外活動においても変化と対応が求められています。横浜青年会議所はこれまでの謹直な渉外活動でカウンターパートとの間に持続的な成果を収め、国際渉外活動においても強い存在感を確立してきました。これから増えていく新たな機会を活用し横浜の魅力を最大限に発揮するためにも積み重ねてきた渉外活動の見聞を国際交流を含めた新たな機会に適応させていく必要があります。
渉外活動は JC 活動の本質を担うとも表現され、横浜青年会議所はこれまでにも顕著な成果を収めてきました。精錬された渉外活動を受継ぎ、日本青年会議所や各地青年会議所を中心とした関係性を継続強化し、サマーコンファレンスをはじめとした横浜が預かる役割を保持します。渉外活動がもたらす恩恵や意義をメンバーに周知徹底し、各々がその価値を当然に理解している状態の横浜青年会議所の風土を醸成します。国際青年会議所、日本青年会議所、関東地区協議会及び神奈川ブロック協議会との迅速かつ正確な情報共有を行います。その結果、相互メンバーの関心を深め横浜青年会議所の存在感を高めます。対内メンバーに対しては出向の理解や意欲の増進を図ることで出向者支援につなげます。また、世界と交わり互いの文化を掛け合わせることは更なるまちの発展を生みます。ASPAC や世界会議といった国際会議においては国際交流を盛んにする事業を構築することにより海外メンバーとの積極的なつながりを促進します。そのほかにも新たな相乗効果を創出できる都市間の関係構築を推進するために適切な青年会議所との連携を調査研究します。
先輩諸兄姉から紡がれてきた志を引継ぎ渉外活動を高レベルで承継し発展することで横浜青年会議所とメンバーの成長をより一層促進します。国際の機会を最大限活用することで、より積極的な出向者や他青年会議所との新たな交流が生まれていることを確信します。
総務室
ポジティブなガバナンスとともに創る不易流行の組織
室長 岸 佳祐
Vice President
Keisuke Kishi
横浜青年会議所は、組織の伝統を脈々と承継することで作り上げた強固な組織基盤を基に、多くの運動を発信してまいりました。ICT 技術の発達により情報伝達の仕方が多様化する一方、オフラインでこそ得られる学びや発想の機会を提供することが求められます。強固なガバナンスを基とした組織体制を維持しつつも、青年らしい自由な発想で時代に即した変化をすることで、より一層まちに影響を与えつづける組織である必要があります。
全会員が一同に会する例会では、理事長の想いとともに、一年間の活動方針を共有し、組織全体が同じ方向を向くことで、その組織基盤をより強固なものへと昇華致します。2025年度の方向性やガバナンスを確認すると同時に、新たな気づきや発想を得ることで、会員の成長へ寄与してまいります。オフラインの例会の中に ICT 技術など新たな手法を導入し情報をインプットするだけではなくアウトプットすることで、より主体的に参加できる例会を構築してまいります。例会の開催方式を見直すことで、生活環境が多様化する中でも会員の例会への参画意識を向上し、会員同士の交流の場としても活用してまいります。諸会議におけるガバナンスを浸透させるとともに、円滑に行うことで生産性を向上し、本質的かつ活発な議論を行える環境を構築してまいります。会員の情報管理、関係諸団体への対応を行うなかで、常に最適の形を模索し、規則や運営方法を見直すことでより円滑な組織運営を行ってまいります。事業を構築する上で最も重要な諸会議では、規則に即し厳粛に運営しつつも、常に建設的かつ最良の議論が行われるよう会議を運営致します。
自由闊達な発想と強固なガバナンスが融合することでメンバーに新たな価値観や気づきを与えます。伝統を承継するとともに不易流行の組織を構築し、その組織基盤を基に活発な議論を行うことがより良い運動の創出と組織発展の基盤となることと確信しております。
例会委員会
委員長 浅利 奈央
Chairman
Nao Asari
横浜青年会議所が多くリーダーを輩出してきた基盤には、70 年以上受け継がれてきた例会の存在があります。時代変化に伴いオンラインでの情報伝達が増える一方、実地開催が新しい発想を生む機会として求められます。理事長の思いを共有するとともに講師講演を通じ会員が知見を得ることで会の魅力や参加率の向上に寄与し組織基盤が強固なものとなります。横浜青年会議所の根幹である例会を通じ、成長の連鎖を創出する必要があります。
講師講演を通して学びを得ることで、会員の活動への参画意識向上を図ります。全体の着座率の向上に焦点を当て調査研究を通じて、会員の実態を的確に把握し、効果的な手法を構築してまいります。講師講演中に、会員が当事者として参加できる方法を取り入れ講師との交流を促進します。これにより、主体的な参加意欲を引き出し学びの深さを一層高めることが見込まれます。様々な理由から参加困難な会員に向けて、後日のオンライン配信を用いての参加方法を構築致します。理事長の想いや、講師講演を後からでも視聴復習できる環境を整備することで、会員全員が平等に学びの機会を得られるよう開催してまいります。メンバーの当事者意識を形成するために各委員会の活動詳細を紹介することで、各事業への参画意識の向上に寄与致します。最後に、時代に即したポジティブな環境変革を進めるため、季節や講師のイメージに合わせた一体感のある設えを組織全体で創りだし、横浜青年会議所の一体感を高めてまいります。新しい要素と伝統を守りつつ開催する取り組みを通じて、会員がより意義深く積極的に参加できる例会運営を構築してまいります。
例会を通して会員の参画意識と成長が促進され、横浜青年会議所がより強固な組織基盤を築きます。組織全体の一体感が生まれリーダーの育成が加速し、地域社会に対する青年会議所の影響力が高まることで、まちづくりに貢献できる組織となることを確信致します。
総務委員会
委員長 竹内 一真
Chairman
Kazuma Takeuchi
横浜青年会議所ではロバート議事法を用いて、徹底したガバナンスの基に諸会議が行われてきました。近年、ICT の発展により、ビデオ会議ツールや AI が会議のあり方を変え、あらゆる情報が自動的かつ効率的に処理することができるようになりました。これまでの歴史や志を大切にしつつ、これからの時代の潮流を読みながら、より一層、効果的な議論がなされる意思決定の場として、さらに強固な会議運営を行っていく必要があります。
本年度の総務委員会は、諸会議の円滑な運営を行うための基盤を積極的に見直してまいります。はじめに、会員情報の管理、各種資料ならびに備品の管理を行います。資料のデジタル化を推進しながら環境の整備をすることで、必要な情報をより効果的に周知し、業務をより効率的に遂行致します。また、上程スケジュールや事前の意見質問出し、総務チェック等の行程をより重要視し、ルールの徹底周知を促すことで、より能動的で円滑な会議運営を構築してまいります。さらに、事務局の運営に関しても積極的に取り組んでまいります。その指針として、事務局運営マニュアルを作成することで運営方法を明確に致します。対内および対外との連絡調整や報告体制を整えることで、人に依存しない事務局運営を実現し、持続可能な事務局運営を目指してまいります。年末には、アワードセレモニーの設えを通し、委員会および会員一人ひとりの活動を労い、成果を振り返ることで全会員が成長を実感できるセレモニーを行います。最後に、適切な予算計画に基づく管理を徹底し、本年度の運動が無事に締めくくれるように決算および事業報告を行ってまいります。
私たちは、事業推進の起点となる重要な意思決定の場を円滑に運営するという責務があります。先輩諸兄姉が紡いできた歴史と志を継承し、堅実無比な下支えによって運動発信がなされ、組織や個人の成長の総和によって、未来の横浜がより良くなると確信致します。
専務室
関係諸団体との有機的かつ効果的なパートナーシップの創造
室長 井上 元太
Vice President
Genta Inoue
グローバル化が進み、目まぐるしく変化する世界情勢と複雑化する現代社会において、異なる文化や価値観をもつパートナーと接する機会が多くなってきました。横浜青年会議所は、これまで多くの団体と密接に連携し、効果的に運動を発信し続けてきました。パートナーが多様化している現代において、これまで培ってきた多くの団体との結びつきを、有機的なものとへ昇華させ、より有益なパートナーシップを構築していく必要があります。
正副理事長会議は、横浜青年会議所における各会議の中で、最初に開催される会議であり、正副理事長をはじめとした執行部メンバーで事業の骨格を協議する重要な会議です。専務室は、正副理事長会議を滞りなく開催することで、横浜青年会議所におけるあらゆる運動発信の下支えをしてまいります。また、専務理事の補佐や関係各所との連絡調整を通じて、円滑な会の運営へも寄与してまいります。昨今、グローバル化や複雑化する社会情勢において、これまで培ってきた横浜青年会議所の数多くのパートナーとの連携強化が重要な要素となります。効果的な外部団体とのパートナーシップを築くことで、新たな気づきや学びを獲得できると考えます。さらに国際青年会議所、日本青年会議所及び各地青年会議所をはじめ、外部情報の収集や連絡調整も注力してまいります。これまでの慣例に捉われず、外部団体との効果的な関係性の構築に向け、調査研究に力を入れてまいります。そのために、外部出向団体の調査や、横浜青年会議所メンバーの出向者に対し、活動内容や、有益な情報を収集し発信していくことで横浜青年会議所への還元を行ってまいります。
横浜青年会議所が、数多くのパートナーとの関係性の中で、立ち位置や在り方を現状に合わせて進化させていくことで、より効果的な活動が可能になります。さらには、関係諸団体からの信頼を獲得し、横浜青年会議所の持続可能な発展に寄与すると確信しています。