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理事長あいさつ
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2007年度社団法人横浜青年会議所
理事長 齋藤 智範
【はじめに】
―開港150周年に向けた、『新たな横浜コミュニティ』の創造―
 私たちが暮す横浜は、安心して住めるまちなのでしょうか?
 私たちが集う横浜は、こころ温かく優しいまちなのでしょうか?
 私たちが働く横浜は、魅力と活力に溢れたまちなのでしょうか?
 昨今、テレビや新聞の紙面を騒がす青少年の凶悪犯罪やいじめなどの利己主義的な事件が、全国各地で毎日のように発生しています。その事件一つひとつは、今私たちのすぐ近くで起きても決して不思議ではなく、この横浜でも起こりえるのです。なぜこのような事件が多発するのでしょうか。ひとつには、地縁コミュニティの連帯意識が希薄になっている事に起因していると考えられます。昭和の時代には当たり前のようにあった近所付き合いは希薄になっており、隣近所に対しての無関心さや、自分自身さえ良ければ良いと言う利己主義的な考えが蔓延し、無関心以上に相手を傷つけることさえとがめない現状も見受けられます。現在の状況がそのようなまちに暮らす子供たちの成長にとって良いものとは言えず、無気力・無関心な子供たちの社会が形成されてしまう事を大変危惧します。また、青少年に対する家庭や学校、地域社会での教育のあり方についても足並みが揃わず、孤立する子供たちが増え、結果的にいじめや犯罪に手を染め、時には大人たちには想像もつかないような行動を引き起こすことすら、今の世の中では不思議ではありません。そんな時代だからこそ、家庭や学校の教育だけでなく、地域における教育や地縁コミュニティの創造が必要であり、郷土を愛するこころが求められます。
 都市化現象の進行により、自然破壊が進み豊かで美しい自然が失われ、人間同士の連帯感やおもいやりが失われ、郷土の伝統や文化と共に日本人としてのこころまでもが忘れ去られようとしている今日だからこそ、郷土の自然や伝統、文化などに接する機会を今まで以上に設けることが重要なのです。その中で人間関係を深めながら、自分の生の由来や生育の過程を振り返り、それが自己を支えている心のよりどころとなり、生きている礎となっていることを感得することで、郷土を愛する心を育てることが人間形成の上でも最も重要なことだと考えます。
【まちづくり】
―郷土愛が真の国際都市を育む―
 今から147年前に横浜の港は開港し、多くの諸外国の文明や文化をいち早く取り入れてきました。また、その文明文化は横浜から全国へ伝播され、日本の近代化の波を起こしていったのです。そして、訪れた異国の人たちとの交流が、横浜のまちの異国情緒を醸し出しており、文化の交流の場となり、許容性にすぐれ新しいものへの探求と歴史を大切にするまちとして開港5港の中でも特筆すべき程の発展を遂げてきました。それは気質として異郷の文化を受け入れられる素地が横浜に暮らす人たちには備わっていたことや、郷土に対する愛着を潜在的に持ち合わせていたことが要因であると私は感じています。自らの郷土を愛せなくして異郷の地や外国の風土・文化を受け入れられません。郷土を愛する心を育んでいくことと、真の国際都市横浜の構築を目指すことで内外へバランス良く目を向けていくことが私たちに求められているのではないでしょうか。
また、現在の横浜は東京のベッドタウンとして人口が増加し、横浜というまちの特徴を失いつつあります。国際都市としてのイメージは今では中華街や山手といった観光地としての色合いを残すだけのように見受けられます。私たちは、横浜は異国の文化を吸収し多くのものを発信してきた歴史に振り返り、国際都市として経済だけの無機的な交流から、こころのふれあいを大切にし、横浜に訪れる全ての人たちが不便なく楽しめるまちへと変わることで、世界に誇れる国際都市として生まれ変わるのではないでしょうか。
 横浜は私が生まれ育った故郷であり、心の拠り所でもあります。海外の出張を終え東京国際空港から戻る途中、ベイブリッジを目にした瞬間「ふるさと横浜」に精神的にも癒されていると実感もしました。まちを愛し、横浜を大切に思う気持ちを皆が持ち、横浜に住むすべての人々が安全に安心して暮らせる「温かい心のこもったまち」を創り上げていかなければなりません。そこで横浜に暮らしている全ての人々が「終の棲家横浜」と感じられるようなまちづくりを推進してまいります。
港を中心に発展してきた横浜が開港150周年を迎えようとしていることは市民にとって名実ともに歴史的な瞬間であり、多くの市民に対して開港150周年を認知してもらうことが重要です。それには横浜市内18区の市民で連携を強化する事が重要であり、郷土の伝統や歴史・文化に触れ、横浜の独自性を打ち出しながら国際都市として世界に誇れるまちを創造してまいりましょう。
―真のコンベンション都市を目指して―
 (社)日本青年会議所主催のサマーコンファレンスは、横浜で開催されるコンベンションの中でも毎年最大級のコンベンションとして認知されてきました。13回目となるサマーコンファレンスが2007年も横浜で開催されます。日本全国から集まるメンバーに対して、今まで培われてきた経験と横浜青年会議所メンバーのホスピタリティをもってお迎えいたします。そして、全国のメンバーとの交流を通じて異郷の歴史や文化に触れることで、自らのまちの「郷土愛」を実感していただきたいと思います。さらに、横浜で開催されるコンベンションやコンベンション誘致に対して、積極的に参画してまいります。
 また26回目となる横浜開港祭は開港150周年を2年後に控え大変重要な年と位置付けます。開港150周年を見据え横浜全区・全市民をあげてお祝いし、多くの市民と協働する事で市民のためのお祭りとして開催いたします。また横浜青年会議所が行う横浜開港祭として過去の歴史の中で築きあげてきた伝統を重んじながらも、開港150周年に向けて行政や市民団体等と連携を図り準備を進めていかなくてはなりません。さらに、横浜開港祭協議会運営や横浜開港祭実行委員会についても150周年を見据えたイベントの見直しとシステムの構築をしなくてはならないと考えます。
【ひとづくり】
―次世代を担うはまっ子の育成―
 昨今の、利他主義的な考えによる事件事故を起こさない安全・安心なまちを創造していく中で青年会議所に求められる『ひとづくり』は、郷土道徳を通し子どもを養育していく大人、次世代を担う子どもたち双方への教育が必要であると考えます。
 私たち青年会議所メンバーは、子を持つ親の世代として、また市民を代表する地域のリーダーとして子どもの教育に真剣に取り込むことが重要なのです。今、日本社会では核家族化の進行、また社会意識の変化や経済的な要因により親が子どもと向き合う機会が減ってきています。個々の家庭で親がもっと子育てに関わっていくと共に、地域で協力して子どもを育てるという視点が必要なのです。また、子どもの事業を通じて「ふるさと横浜」を愛するこころを育み、道徳心を身に付ける事により他人へのおもいやりやまごころを持った子どもを育成する運動を、行政や関係諸団体と連携を図り、横浜市内に広く伝えてまいります。さらに、5回目となる「はまっ子スクール」をより多くの市民に認知されるように働きかけてまいります。
―郷土愛がつなぐ18の和―
 横浜市は現在360万人の人口を抱える日本最大の政令指定都市として飛躍しており、更なる人口の増加を遂げております。しかしその反面、大都市東京と同じくマンションや宅地の建設が増加し、新たな居住者が増え、地域の交流が疎かになっているのも事実です。その影響が近隣住民とのコミュニケーション不足による争いごとや犯罪の増加にも繋がっております。今こそ、2年後に迎える開港150周年という節目の時をきっかけに、地域(18区)の連携を強固なものとし、横浜市民一丸となってこの横浜の風土を変え、こころ温まる優しいまち横浜をつくりあげてまいりましょう。
【横浜青年会議所として】
―活力ある企業の推進―
 横浜経済の担い手である私たちひとり一人が、青年会議所のメンバーとして真剣に企業の繁栄をも視野に入れるべきであると考えます。メンバー相互のネットワークを通じて、異業種間での新たなビジネスを模索し、横浜青年会議所メンバーのスケールメリットを充分活かした経済団体として、企業のブランド力や競争力を高め地元経済の繁栄の一翼を担ってまいりましょう。委員会や委員会の事業での活動以外でのメンバー間の強い絆として、積極的なビジネス交流を実施してまいります。
―横浜のまちに必要なJC―
 青年会議所での活動を通して培われる友情は経験しなければ得られない貴重な人生の財産となります。会員相互の交流や委員会の中で議論しお互いを理解し合い、切磋琢磨しスキルを高めることで、より強固な組織を生み出します。また、昨今の会員の減少は横浜青年会議所にとって大きな課題となっており、会員拡大は私たちの活動を遂行するにあたり重要な課題として組織を挙げて取り組んでいかなくてはなりません。
 公益法人として横浜のまちにとって必要なJCであるために、ひとり一人の高い志こそが大きな力となり、明るい社会を築く事に繋がると私は信じています。私たちメンバーの情熱と英知を結集し、存在価値のある魅力ある組織として邁進いたしましょう。
【結びに】
 青年会議所は、20歳から40歳までのメンバーを有し、組織が毎年替わり何十年経とうと常に若い組織なのです。この青年会議所の特性を最大限活かし、私たちは若い発想力と実践する行動力を備えている団体として、常に挑戦し続けてまいります。「はまっこ」として異郷の地や外国の風土、生活や文化を理解し、他の人が自らの郷土や国に寄せる愛着の情を知ることにより、自らの郷土にたいして親しみや懐かしさをもって、積極的に携わることで「郷土愛」を育んでまいります。
 この愛する横浜のため、未来を担う次世代の子どもたちのために、こころ温まるまち「ふるさと横浜」を創造してまいります。
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