KSD事件の概要

KSD事件は、財団法人「ケーエスデー中小企業経営者福祉事業団」(KSD、現中小企業災害補償共済福祉財団)の創立者古関忠男が、「ものつくり大学」設置を目指し、数々の政界工作を展開したとされる汚職事件。

複数の大物政治家がKSDの活動を後押しした見返りに現金や事務所家賃の肩代わり等の多額の利益供与を受けたとして逮捕、起訴され、有罪判決を受けた。

100万人の会員をかかえるKSDは、中小・零細企業の経営者100万人から月額2,000円の会費を集め、年間240億円の収入を得、全国規模の共済事業を行ってきた。古関はKSDの理事長として、この潤沢な資金を私物化し、政界のタニマチ気取りで、関連団体を通じ政治献金や工作資金をばらまいたり、年額1億円の報酬を受け、豪華なKSD会館を自宅とし、関連団体の幹部に親族を送り込み、幼い孫を株主にすえ、親しい女性歌手の生活費まで資金から流用した。

さらに、1994年頃から、特定政党との関係を深め、有力議員を顧問に受け入れ、省庁の天下りを準備し、88億円の補助金を手中にしたと言われている。