横浜青年会議所

室方針委員会事業計画

2024年度事業計画

室長 俵谷 俊輔

物的要求を満たすことを第一とする経済成長至上主義は、モノによる経済的繁栄をもたらす一方で、気候変動問題、生態系の破壊等、様々な環境問題、また、貧困、格差の問題を引き起こし、その限界を迎えようとしております。物的な豊かさではなく、心の豊かさを目指す社会への転換が求められており、個人、社会、地球のよりよい状態を総合的に考え、持続可能な経済社会の発展を実現し、それを次世代に引き継いでいくことが必要です。

サーキュラーエコノミーの実践、ウェルビーイングの推進、及び青少年育成のため、横浜開港祭において、それぞれの事業を展開してまいります。サーキュラーエコノミーの実践では、パートナーと連携し、再生可能エネルギーの地産地消モデルを構築致します。地域内のエネルギーを好循環させる事業を展開することで、国内外から人や企業が集まる魅力的なまちにつながると考えます。ウェルビーイングの推進では、行政、企業、各種団体と連携し、ウェルビーイングを推進する企業を対象とした金融機関からの融資制度を確立致します。会社経営にウェルビーイングの考えを取り入れ、それを促進する制度を確立することで、個人、企業、社会の幸福度向上につながるものと考えます。そして、資本主義社会が大きな転換点を迎えるなか、時代に即した次世代のリーダーを育成するため、青少年に対し事業を実践する場を提供いたします。これまで培ってきたはまファンクラブの手法を活用し、大学生を対象により集中的に学びと実践を体験できる事業を行うことで、共感の輪を広げ、地域における次世代のリーダーを輩出し続けることにつながると考えます。

地域に好循環を生み出すとともに地域全体の幸福度が高まることで、横浜が持続可能な地域社会の新たな発展モデルとなります。それを未来のリーダーに受け継いでいくことで、まちとひとが活力で満ち溢れた心豊かな社会の実現につながるものと確信しております。

委員長 長谷川 圭一

横浜青年会議所では、2022年に循環経済の推進を掲げ2023年にはそれを実践し、地域におけるサーキュラーエコノミーを牽引してまいりました。一方で、今後もリニア型経済システムから脱却し、好循環を生み出す地域社会の実現が求められております。これまでに、横浜青年会議所が行ってきたサーキュラーエコノミーへの取り組みをさらに強固なものとし、地域社会におけるサーキュラーエコノミーを強力に推進、実践していく必要があります。

市民、行政、民間企業と連携を取り、サーキュラーエコノミーを広く世間に対して発信することに加え、産官学民が一体となり、地域課題を解決するためのモデル事業の構築を行ってまいります。サーキュラーエコノミーの実践として、廃棄される製品に新たな価値を与え再生することにより生まれる資源の循環や地産地消モデルの構築を行い、再生エネルギーを使用しての、横浜におけるエネルギーによる自給自足の実現を致します。また、横浜開港祭においても来場される多くの市民に対し、地域の好循環につながるサーキュラーエコノミーに関しての具体的な成果を発信する事業を実施致します。そして本年で30回目の開催となる横浜経済人会議では、伝統的に培ってきた規制緩和への挑戦を継承致します。環境汚染や天然資源の枯渇等の問題を解決するために、これまで横浜青年会議所が政策提言を行ってきた循環経済先進都市に関して、横浜市から実際に宣言いただくことを実現致します。また連携パートナーに対し、新たなまちづくりに関するビジョンへの共創の輪を広げ、持続可能でひとや社会にとって幸福度の向上につながる政策提言を致します。

横浜市がサーキュラーエコノミーを実践する最先端の先進都市となるとともに、再生可能エネルギーの自給自足を実現することにより、持続可能な地域社会のモデルとなります。それにより、まちとひとが魅力と活力に溢れた社会につながるものと確信しております。

委員長 藤木 幸大

人々の価値観は物質的価値を追い求めて来た時代から、実感できる価値を求める時代へと変化しています。1割強の横浜市民が市外へ通勤通学をしており、働き方改革が進む現在では、働く場所を制限無く選択できるようになったことで、横浜市に住み暮らす意味が求められています。まちの発展のためには、人々にとっての働きや学びの意義を踏まえた、企業や市民のウェルビーイングの理解を深め、住み暮らす魅力を高める必要があります。

企業や人々から選ばれるために産学官民の観点からウェルビーイングを推進してまいります。まずは、産官の取り組みとして、中小企業のウェルビーイング経営を推進し、横浜を働きたくなるまちへと発展させていくため、行政と連携し制度を策定してまいります。産産の取り組みとして、企業が積極的に取り入れていく環境を作るため、金融機関と連携し、金融商品を核とする制度を策定してまいります。さらに中小企業のウェルビーイング経営の推進を加速するために、取り組み企業を創出し、その事例の中から好事例を公表する事業を開催致します。次に学民の取り組みとして、住み暮らす市民のウェルビーイングの理解を深めるため、教育機関と連携し、教育に取り入れる環境を創出してまいります。さらに市民の皆様により身近に実感していただくための催しを横浜開港祭にて開催致します。ウェルビーイングに触れることで、横浜に住み暮らす人々は心が豊かになり、幸福感に満ち溢れます。人々のやる気は活性化され、生産性は向上し、企業は業績の向上が期待できます。生活の質が向上することで、人々はより充実した人生を過ごすことができます。

生産性の向上により企業価値が高まることや、人々が充実した生活を過ごしている地域は、働きたくなるまちや住みたくなるまちとして、企業や人々から選ばれます。経済の発展と充実した生活を実現することで、横浜は持続可能な発展をもたらすと確信しています。

委員長 福本 浩一

ITの発展により便利な社会が形成されている一方で、格差社会や食糧問題、廃棄物の増加など、新たな社会課題が世界的に浮上しております。物質的な豊かさだけでなく、心の豊かさと地球に優しい社会の構築が求められており、それらの社会課題を解決していくリーダーの存在が重要となってきております。まず、私たちがリーダーとして成長し、横浜のまちからもリーダーの育成ができるシステムを確立し、共に成長をすることが必要です。

次世代のリーダー育成のためにウェルビーイングとサーキュラーエコノミーなどの理解を深める育成を行い、持続可能な社会の実現と幸福度の高い社会の実現を図ってまいります。そのために、まず次世代のリーダーの対象として、大学生、会社員、メンバーを中心に成長と経験の場を提供し、行政、企業、大学の協力体制を構築することで持続可能なリーダーの開発プログラムを行います。普段、触れ合うことの無かった人脈、関係団体、そして行政らと触れ合う機会を提供し、知見を広げてもらうことで、参加者の可能性の枠を広げる事業と致します。次に、小学生向けの事業を横浜開港祭において開催し、将来的なリーダーの育成と挑戦することの大切さを学んでもらいます。こども達に体験型の学びを通して横浜の未来や日本の未来を伝えることで、これからの未来の当事者であることを自覚してもらい、こども達の今後の人生に大きな影響をもたらせる事業を展開致します。産官学とJCI横浜で連携を行い、小学生、大学生、会社員、メンバーのリーダー共育プログラムを確立することで、横浜のまちに継続的にリーダーが輩出されるようになると考えます。

これらの事業が行われたことで行政、企業、大学、市民からまた同じ事業の開催を求められ、システムが構築されていることにより持続的に開催されるようになります。そして、継続的に次世代のリーダーが生まれ、豊かな社会の実現につながると確信しております。

室長 川本 泰之

横浜開港祭は、“Thanks to the port”「開港を祝い、港に感謝しよう」のテーマのもと、横浜青年会議所最大の運動発信の場として43回目となる継続事業です。これは決して当たり前ではなく、先輩諸兄姉が挑戦し続け、市民に親しまれ続けてきた賜物です。一方で近年では、安全や安心の確保、環境への配慮、物価の高騰、予算の確保といった課題を抱えています。これらの課題と向き合い未来に紡いでいく必要があります。

横浜開港祭は、市民のみならず、行政や企業、ボランティアをはじめとする関係各所とのパートナーシップによって継続されています。昨今の環境変化を踏まえ、寒村から開港によって発展してきた横浜の柔軟性を活かし、効率化と創造を重ねることで、一人でも多くの笑顔を創出してまいります。企業価値を上げる協賛として、スポンサーの皆様と環境への配慮を通じて社会課題の解決に取り組み、社会的価値を見出せる環境に配慮した祭りにしてまいります。さらに、昨今の異常気象などの不測の事態も想定した上で、パートナーとの持続可能な信頼関係を築いてまいります。また、誰もが安全で安心して参画できるように関係各所との連携体制を構築し、警備計画の更なる深化を図ってまいります。さらに、来場者には、横浜開港祭を通じて社会課題に触れていただき、考えていただく機会を提供致します。また、広報では市内の様々な場面で市民と触れ合い、一年を通じて横浜開港祭を伝播してまいります。さらに、市内全体で開港を祝い、郷土愛が醸成されることで、横浜開港祭のブランディングを図り、横浜青年会議所のプレゼンスも高めてまいります。

関わるすべての皆様に横浜を代表する継続事業として、誇れる価値を感じていただきます。一人ひとりの笑顔とまちの賑わいによる好循環から笑顔あふれる横浜を実現し、次世代により良い状態で引き継ぎ持続可能な横浜開港祭を未来に紡いでいけると確信致します。

委員長 滝澤 康仁

横浜開港祭は、“Thanks to the Port”「開港を祝い、港に感謝しよう」のテーマのもと、 横浜青年会議所最大の運動発信の場として 43 回目となる継続事業です。これは決して当たり前ではなく、先輩諸兄姉が挑戦し続け市民に親しまれ続けてきた賜物です。近年は気候変動による天災や物価高騰など様々な社会課題もあるなかで、環境に配慮した市民参画型の市民祭として、笑顔と魅力溢れる横浜開港祭にする必要があります。

横浜市内の企業には、社会課題解決や地域貢献を行っている企業も多いため、横浜開港祭の取り組みに賛同できるような提案書を作成し、新規企業への協賛活動も行います。また、パートナー企業の協賛価値を更に高めるために、協賛金の一部で海をきれいにする事業や、ごみを減らす事業に活用してまいります。物価高騰や安全確保に伴い予算が増加傾向にあるため、社会貢献となるようなコンテンツに対し、クラウドファンディングにて協賛を募る取り組みも行ってまいります。これまで使用していなかった場所等に企業や市民のニーズに合わせられるような有料観覧席を設けることで、より多くの方から協賛をしていただけるよう取り組んでまいります。また、こどもたちが愛着をもてるような媒体品も作ることで、市民の方にも協賛をしていただけるような活動を行ってまいります。協賛企業、関係諸団体の皆様との関係性をより強固にするため、不測の事態を想定した備えを行い支持していただけるよう取り組んでまいります。横浜開港祭の運営が滞ることのないように、行政や関係諸団体と密に連携し、伝達不足がないよう情報共有を行ってまいります。

歴史と伝統のある横浜開港祭において多くの企業や市民の方に賛同していただき、共感の輪が広がり未来へとつながってまいります。そして、賛同して良かったと思っていただける、幸せと笑顔があふれる市民祭が次世代へと継続されていくことを確信しております。

委員長 佐々木 駿

横浜開港祭は、“Thanks to the Port”「開港を祝い、港に感謝しよう」のテーマのもと、来年度は第43回目を迎えることになります。これは先輩諸兄姉が、挑戦を積み重ねたからであります。今日まで市民に親しまれ続けた結果、横浜青年会議所最大の運動発信の場となりました。しかし近年では縮小開催、開催中止を余儀なくされ、知識の承継や経験の伝承が不足し、一時的な変化が固定化されてしまうことが危惧されます。

今日まで引き継がれてきた先人達の弛まぬ努力に対しての感謝の心と、敬意を持つことを忘れずに活動してまいります。横浜開港祭に関わるすべての方々の、安全や安心の確保ができるように、関係各所との連携体制の強化を致します。また、みなとみらい地区の開発に伴う減少した花火の観覧用地をふまえ実地踏査し、他の花火大会の警備状況を調査研究することで更なる深化を図ります。環境に優しい横浜開港祭を実現させるために、環境問題を提起する体験型、教育型のコンテンツを企画し学びや、気付きを得られる機会を提供致します。横浜開港祭を開催した先には、まちの環境が良くなり、環境問題への意識が高まり、港町横浜に愛着を持つきっかけを創造致します。賑わい、活力のある市民参画型のステージコンテンツを企画することで一人ひとりが主役になり、特別な体験として未来あるこどもたちの記憶に残ります。そして昨今の環境変化に伴う異常気象に対して、適応ができるリスク管理を行ってまいります。私たちが率先して、挑戦する姿を見せることで関わるすべての方々が、誇りに思えるような付加価値をつけて横浜開港祭を開催致します。

横浜のまち全体で開港を祝い、変動する時代を積極的に受け入れ横浜開港祭に携わるすべての方々が将来への希望を抱き、かけがえのない価値を感じていただきます。そして横浜に住み暮らす人々が夢や希望に満ち、賑わいが未来へ継承されていくと信じております。

委員長 竹内 栄佑

横浜開港祭は、“Thanks to the Port”「開港を祝い、港に感謝しよう」のテーマのもと、横浜青年会議所最大の運動発信の場として 43 回目となる継続事業です。これは決して当たり前ではなく、先輩諸兄姉が挑戦し続け、市民に親しまれ続けてきた賜物です。近年では社会課題と向き合い循環経済を取り入れるなど、祭りの可能性を広げています。この持続可能な祭りを人々に届け、我々の運動を伝播し続ける必要があります。

毎年多くの人が来場する横浜開港祭の波及力を強化し、多種多様な発信の場として確立するべく、市民のみならず多角的に広報活動を行います。時流を調査し影響力の高い外部コンテンツとの連携や、HP、SNS、各メディアを通じて持続可能な横浜開港祭を発信してまいります。市民参加型の市民祭ですが横浜市民以外やデジタル世代をはじめ現地参加できない人もターゲットとし、デバイスを通じて参加できる誰一人取り残さない祭りを実施します。横浜開港祭総務委員会と連携し、広報と協賛金の確保を兼ね備えた、クラウドファンディングなど多角的な資金確保方法も視野に入れてまいります。横浜開港祭親善大使は、従来の催事や公共施設でのPRなど市民交流型広報と並行して、ステークホルダーの広報を担い、相互協賛への一助となる仕組みを構築していきます。横浜開港祭で最大の市民動員を誇るドリームオブハーモニーは、世代を超えた郷土愛、開港への祝福、港への感謝の結晶としてウェルビーイングに貢献していきます。これらの広報活動を通じ、横浜青年会議所への共感を広げ、プレゼンスを強化することでブランディングを確立します。

開港を機に異文化が流入したように、横浜開港祭は人類の英知の結晶となり、世界中から人、モノ、文化が集まり、まちに賑わいを創出し、横浜経済の活性が加速されます。持続可能な祭りは横浜市民の笑顔になり、次世代へと伝播していくことを確信しております。

委員長 永井 嵩久

横浜の発展を生み出す人財を多数輩出してきた横浜青年会議所の会員数は1990年の501名をピークに減少を続け、現在は約300名となっております。近年、毎年100名以上の入会希望者を受け入れていますが、入会辞退率も上昇しており、未来のリーダーへの育成機会が大幅に失われております。今後の横浜青年会議所の存続のために、地域のリーダーとなるメンバーの発掘と理念や活動に共感していただく仕組みづくりが必要です。

2024年度は110名の入会目標を設定し、会員数の純増を確実なものにします。まず、特別会員と現役会員合わせて約2,000人から得られる有益な情報を徹底的に収集、精査します。そして、メンバーが横浜青年会議所を勧めたくなるツールや推進先リストを作成することで、全てのメンバーがメンバーシップ活動に励む環境を醸成します。また、2024年度は入会希望者の募集からリーダーの育成まで一気通貫で行います。ザよこはまパレードの参画では、メンバー同士の絆を深め、横浜青年会議所への参加意欲の向上を図ります。新入会員研修では、組織の理念や運動の本質への理解だけでなく、自ら行動、発信するリーダーとしての育成の場を提供します。9月例会では、責任感と当事者意識を持ち全員で一丸となって1つの事業を成し遂げる重要性と達成感を体験していただきます。また、通年を通して各委員会の事業を体験できるLOM内出向制度やスポンサーと密に連携しフォローする仕組みを作ります。これらの活動により、新入会員が横浜青年会議所の魅力を知り、理念に深く共感していただき、入会辞退率の減少につなげてまいります。

将来地域で活躍すべき人財を発掘し、横浜青年会議所の運動に対する共感の輪を広げることは、未来の横浜青年会議所と横浜の発展に大きく寄与します。また、行動するリーダーが増えることで、互いに刺激し合い成長していく好循環が生まれると確信しております。

室長 永田 朋大

横浜青年会議所は、昨今の社会情勢の変化に柔軟に対応し、規律ある組織を堅持してまいりました。高いガバナンスの構築と効率化が進んだ一方で、交流の機会が減少し、組織内のコミュニケーションが希薄になってしまいましたが、地域のリーダーには、幅広い交流を通じた団結力が求められます。青年経済人が圧倒的当事者意識を持ち、品格ある立ち振る舞いをし、挑戦を続ける人財となるために、向かうべき方向性を示す必要があります。

新年式典賀詞交換会は、横浜青年会議所の1年間の活動方針を関係諸団体の方々に報告し、カウンターパートに日頃の感謝を伝え、交流を深め更なる関係性の構築を致します。また、青年会議所の活動を通して地域に貢献してきた功績を称え、その経験を活かし、さらに飛躍していく会員の門出を祝う卒業式を開催致します。定期的な会員交流の場を設け、役職や所属の垣根を越えた意見交換をすることで、会員一人ひとりが横浜青年会議所の事業に当事者意識を芽生えさせるとともに、退会者を減少させるための事業を構築致します。交流に加え、会員が知見を深め、互いに切磋琢磨できる場を設けることで、成長と団結がともに実現する事業を構築致します。全会員が一同に集う例会では、理事長の発信する2024年度の活動方針を全会員が共有し、組織の方向性を確認するとともに、会員交流の機会の場を提供致します。また、例会年間構想をもとに魅力ある例会を創出し、対外にも発信することで、横浜青年会議所の活動に共感をしていただくとともに、青年経済人としての模範となる魅力的な人財として品格ある行動力、幅広い知見を深めてまいります。

多様性溢れる知見が組織の団結力をさらに強固なものし、魅力的な組織へとつなげてまいります。会員一人ひとりが地域課題に対し、圧倒的当事者意識を持ち、果敢に挑戦することで、横浜のまちの発展を創出し、明るい豊かな社会を創造できると確信しております。

委員長 岸 佳祐

日々変化する社会情勢のなか、意見交換や交流の手段も変化しており、対面での交流の機会が減少し、組織内のコミュニケーションが希薄になってきました。対面での活発な会員交流を行い、会員同士の意見交換や互いの価値観を共有することで団結力を高め組織基盤を強化することが求められます。また、式典や会員交流事業を通して、先人達から受け継いだ文化を継承するとともに、会員同士の新たな絆を深める必要があると考えられます。

新年式典賀詞交換会では日頃よりお世話になっている関係諸団体の方々に感謝と敬意を伝えるとともに新年度の活動方針をご報告し、交流を深めることで関係諸団体との関係性を構築致します。会員交流事業では会員の特性を調査し、特性に基づく会員のマッチングを行うことで役職や委員会の垣根を超えた交流を行い、会員同士の新たな関係性を構築致します。横浜青年会議所への理解を深めるワークショップを行い、活動に対する知識を深めることで、新たな価値観を創造致します。交流事業を通し一人ひとりに当事者意識が芽生えることでより各事業に積極的に参加し、事業の完成度を高めることで、組織力が向上し組織基盤を構築致します。家族参画型の交流事業を行い、自身や周囲の人に横浜青年会議所の活動に対し理解を深めていただくことで、周囲への理解を深め退会者数の減少に寄与します。特別会員との連絡調整を行いシニア会開催の下支えをすると共に、現役会員と特別会員との関係性を構築致します。青年会議所の活動を通して地域に貢献してきた功績を称え、その経験を活かし、さらに飛躍していく会員の門出を祝う卒業式を開催致します。

式典や会員交流事業を通して、会員同士が強固な信頼関係で結ばれる、高い組織基盤を持った組織へと変化を致します。多くの人と出会い、他者への理解を深めることで、圧倒的当事者意識を持ったリーダーをより多く輩出する組織へとなることを確信しております。

委員長 芝口 祥史

横浜青年会議所は、私たちが住み暮らす地域の発展に寄与するために様々な運動を発信し続けてまいりました。運動を継続するためには、昨今の社会情勢がどのように変化しようとも、先人達から受け継いだ責任感や圧倒的当事者意識を継承しなければなりません。横浜青年会議所としての方向性をはっきりと示し、理事長の想いをメンバーが理解するとともに、メンバー同士が交流を深め、強固な友情で結ばれた組織をつくる必要があります。

はじめに、例会を通じて、現状に満足せず理想の姿を追い求めるためにどのような可能性が存在するのかを考察します。理事長の想いを皆が共有し、2024年度の横浜青年会議所の組織としての方向性を確認し、共感の輪を広げてまいります。次に、可能性を信じて行動することの意味を発信し、その重要性を理解していただきます。さらに、挑戦を続けることの大切さを発信することで、可能性を信じて行動することの重要さを認識する例会を開催致します。そして、横浜青年会議所のメンバーが例会を通して学んだことを対外に向けて発信することで、横浜青年会議所が挑戦を続け、無限の可能性を追い求める魅力ある組織であることを広く認識いただきます。各例会では、メンバーに行動規範、流儀、作法を学んでいただきます。これにより、例会が品格を伴った青年経済人としての意識を醸成する機会とするとともに、格式高く魅力的な場とし、例会に参加することの意義を認識いただきます。また、多くのメンバーが例会に参画することで、メンバー間の幅広い交流の場とすることで組織としての団結力を育み、基礎基盤を一層強化する機会と致します。

例会を通じて、メンバー一人ひとりが理事長の想いを共有し、あらゆる可能性を信じ勇気をもって挑戦する人財に成長するとともに、組織としての団結力もより強固となります。このような組織づくりが、明るい豊かな社会の実現に寄与するものと確信しております。

室長 將田 知和

新型コロナウィルス感染症が収束し、人と人が対面で交流することに制限がなく従来通りの活動に戻りました。横浜青年会議所の発展には、行政、関係諸団体とのパートナーシップ強化、信頼関係の構築、おもてなしの心をもった設営、連携強化となる運営協力がより求められます。脈々と紡がれてきた歴史を学び、会員一人ひとりが圧倒的当事者意識を発揮し、関係諸団体との絆を育む交流と、個々の成長する機会を創出する必要があります。

コンベンション推進委員会ではサマーコンファレンスの歴史を理解し、日本青年会議所と共に開催してきた経験を活かしてまいります。今後、会場の使用を巡る環境が変化した場合において引き続きの信頼を得る行動に努め、本年度以降もご選択いただける活動を展開してまいります。日本青年会議所最大の運動発信である事業を共催者として成功させるため、行政、関係諸団体との連携強化を図り、共に運営してまいります。また、神戸青年会議所との定例会議開催の調整を行い会員同士の絆が深まる交流会にすることにより今後も良い関係性が続くことを目指します。渉外委員会では国内の諸大会への参画、参加、地域間の連携強化を図り、地域の特性を知ることで価値観を広げることにつながります。ASPAC、世界会議にも参画、参加することは民間外交の機会となります。諸大会において魅力発信ブースを出展することでシティプロモーションにつながること、横浜青年会議所の魅力が伝わるものを発信致します。また、日本青年会議所、関東地区協議会、神奈川ブロック協議会へ出向している一人ひとりの支援へつながる取り組みを考え実行致します。

渉外活動を通じた国内、国外、多くの人々との交流は会員の価値観を広げ、個々の成長につながります。また、諸大会を通じ横浜青年会議所全体の絆が強固なものとなります。関係諸団体との連携は横浜の魅力を伝播し、まちに訪れる人が増えると確信しております。

委員長 森沢 喜之

横浜市はグローバル MICE 戦略都市として、国際色豊かなコンベンションシティの地位を確立してきました。積極的なシティプロモーションを行い、2027年には国際園芸博覧会が開催予定であるなど、今後も国内外から多くの人々が横浜に集う機会があります。横浜青年会議所も行政やパートナーとの連携を密に行い、日本青年会議所と築き上げてきた信頼関係をより強化すべく能動的にコンベンションの開催支援をすることが必要です。

日本青年会議所最大の運動発信の場であるサマーコンファレンスを横浜で開催いただいたことで、横浜青年会議所の成長の機会をいただいてまいりました。今日まで、27年間サマーコンファレンスに携わらせていただいたことに感謝し、今後も開催地としてご選択いただくべく、真摯に取り組んでまいります。まず、日本青年会議所及び各地青年会議所と密に連絡調整し、渉外業務を行うことで信頼関係をより強固なものとし開催支援に努めてまいります。また、サマーコンファレンスの開催は、横浜のプロモーションの機会でもあります。独自のSNSを活用し、日本青年会議所会員、関係各所へ横浜の魅力を発信してまいります。同時に、横浜青年会議所会員一人ひとりがサマーコンファレンスを共催する意義を理解していただくように、公開委員会の場で魅力を発信し、当事者意識をもっていただきます。また、横浜青年会議所は今日にいたるまで、友好JCとの関係性を深めてきたことで、双方の都市に共通する課題を学んでまいりました。これまで築いてきた関係性をより深めていき、まちのため、市民のために相互協力に努め発展成長してまいります。

一人ひとりの圧倒的当事者意識と、おもてなしの心をもった渉外活動は、強固な信頼関係構築につながります。現状維持ではなく新しい思考がもたらす、求められる以上の積極的な活動こそが、横浜の魅力を広範に伝播させ、活気あるまちにつながると確信致します。

委員長 分藤 大樹

横浜青年会議所では、先輩諸兄姉が各国青年会議所、各地青年会議所や姉妹JCとの交流を長らく続けてきました。世界的なパンデミックが終息を迎えましたが、その影響を大きく受けて、横浜青年会議所では、横浜青年会議所以外のメンバーとの接点の少ないメンバーが増加しています。横浜青年会議所をこれまで以上に成長、発展をさせていくためには、対外メンバーとの結びつきをさらに強化して、未来へとつなげていく必要があります。

渉外委員会では、国際青年会議所、日本青年会議所、関東地区協議会、神奈川ブロック協議会との関係を強化し、正確な情報を横浜青年会議所メンバーに迅速に共有致します。また、各諸大会の開催地をよく知るために、大会概要だけでなく、文化や地域経済を調査し、対内に共有致します。そして各諸大会への横浜青年会議所メンバーの参加促進を図るために、昨年に引き続きWEBページを活用して広報を行っていきます。また、横浜を魅力のあるまちだと世界中に広く周知していくために、横浜の歴史、美しい環境や文化を世界に向けて発信し、将来的に横浜へ来ていただくことを目指します。そのためにASPACアンコール大会や世界会議桃園大会では、ジャパンナイトブースの設営を行い、世界中が横浜への興味関心を深めるきっかけを創出します。さらに横浜青年会議所が行う民間外交の一つとして、姉妹JCの式典への参加、来日時のアテンドを行う等、交流を深めていきます。また、出向者支援に関しては、出向者の方々が担う事業のアンケートへの協力や、各諸大会にて行われるフォーラムの参加促進を行う等、数にこだわった貢献に努めます。

国内外問わず、信頼を得られる渉外活動の継続は、個々の成長を促し、組織全体の経験値も高めることにつながります。その中で、世界中のメンバーと交流が生まれ、世界と共に成長する横浜青年会議所の実現、ひいては横浜のまちの発展につながると確信致します。

室長 星野 圭美

横浜青年会議所は単年度制の組織体であるにも関わらず、長年伝統を継承し運動発信を継続してまいりました。昨今、社会が激しく遷ろうとともに組織の統制の取り方は一層複雑化し、溢れるほどの情報に囲まれているなかで信頼関係を築く難易度も日々高くなっています。横浜青年会議所は、本質を大切にしながらも積極的に挑戦し運動発信し続ける組織として、今後も一層ガバナンスを効かせ、更なる共感を招き寄せ続けることが必要です。

マーケティング戦略委員会では、共感の輪を幅広い方々に広げていくために、対象に合わせた手法で必要な情報を必要な人に届くよう、年間を通して発信し続けてまいります。また、幅広い共感者を生み出すために、本年度事業だけでなくApril Trueをはじめとする横浜青年会議所が築いてきた活動についても発信してまいります。さらに、組織全体の活動や挑戦する姿勢、存在感を広く周知するために、横断的な情報発信体制を構築し、力強い信頼関係へとつなげてまいります。総務委員会では、会員、関係諸団体、市民の皆様に今後も信頼される組織であり続けるための基盤固めを行います。一貫したルールに即し運営を行い、時代に合わせたガバナンスを醸成致します。そして、受け継がれてきた物事の本質を確認し、変化が必要と考えられる規定や諸方法は見直しを行い、本質的な物事の考え方の浸透を促進致します。また、会全体で漏れなくガバナンスを遵守していくために、多くのメンバーに理解していただけるようルールを周知してまいります。さらに、本質的な議論がしやすい諸会議にするため、議案等の諸管理体制を構築してまいります。

強固な組織基盤があるからこそ、新しい時代でも人を魅了し力強い信頼関係が得られる組織であり続けることができます。さらに、自然と共感が集まる組織であり続けることで、時代に合わせた新たな挑戦が生まれやすい体制が紡がれていくことを確信しております。

委員長 新山 昭太

現代社会では各種SNSやデジタルツールの普及により、誰もが情報の発信者となりました。それにより情報の確実性が損なわれ誤った形で伝わってしまうことや、必要な人に届かない場合があります。また、ウィズコロナ以降リアルなコミュニケーションの場が増え実体験を通じた人の声が再度見直されています。横浜青年会議所への共感の輪を広げるにはリアルとデジタルを横断し、確実性をもった魅力ある情報発信を行う必要があります。

横浜青年会議所の魅力を広く知っていただくためには、継続した情報発信が重要です。青年会議所が活動する目的や設立趣旨、横浜青年会議所が地域へ貢献してきた歴史を発信致します。更に現在どのような会員が、どのような活動をしているのか、各種事業が達成された際に描く未来はどのようなものか、過去、現在、未来を通した情報の発信を各種SNSやHPを通じて戦略的に発信してまいります。横浜青年会議所が描く明るい未来へ挑戦する姿を、リアルな場で横浜市民の皆様へ発信し、共に地域貢献へ歩んでいただける共感者を得るため3月には公開例会を行います。普段は言えない素直な気持ちを伝えるAprilTrueProjectを本年も実施することで、横浜青年会議所が描く世界平和に向けて、より多くの賛同者を得るための運動発信を致します。若き活動家たちをTOYP事業にて日本全国へ発信し、各種褒章を意識し積極的に各種事業と関わり、横浜青年会議所の魅力と価値を向上させ対内対外共に広く発信致します。そして、各種事業を通じて魅力と価値を横浜市内だけに止めず、より多くの方々に高めた届けるため各種メディアや各種団体と連携を図り広く情報を発信してまいります。

横浜青年会議所の魅力を戦略的に発信し対内対外に共感の輪を広げることで、笑顔で活動的な会員が増えてまいります。対外的にも青年会議所の魅力が更に伝わることで、横浜市民をはじめとしたステークホルダーの皆様とまちの未来を共に描いていると確信致します。

委員長 田代 貴大

横浜青年会議所は、急速に変わる社会情勢に対応しつつ、先人たちから受け継いだ強固な組織基盤を維持しながら成長と進化を重ねてきました。歴史と伝統を重んじながらも、毎年役割や役職が変わることで、常に新陳代謝が行われる組織特性があります。様々な個性が共存する中で、我々の組織価値を一層高めるためにはガバナンスの強化こそが重要であり、新しい挑戦が生まれやすい、厳格かつ柔軟な組織体制を整えていく必要があります。

本年度の総務委員会は、円滑な組織運営とガバナンスの強化の両立を図る挑戦を行ってまいります。まず、組織を運営していくために、会員情報については適正かつ正確に取り扱い、組織運営の基盤を確立させます。続いて、時代の変化に対応するために、定款や諸規定、総務基本資料の管理はもちろんのこと、その本質を再確認することで、時代に即した組織運営を行います。ガバナンスを強化させるためには、不明瞭なルールは明確化し、正式な手続きを経て、誰にでも分かりやすいルールへと統一、浸透させます。また、メンバー一人ひとりが圧倒的当事者意識を持つために、組織の基盤である我々が開けたコミュニケーションを促進し、問題や疑問、アイディアを共有する環境を整えることで、規律が守られ、ガバナンスの強化を叶えることに寄与致します。年度末には、組織の一体感と帰属意識の醸成を図るために、アワードセレモニーとしてメンバーの一年間の努力と成果を称賛する場を設えます。最後に、組織の透明性の向上と信頼構築を図るため、各委員会と連携を行いながら、年度総括としての決算書および事業報告書の作成を行ってまいります。

ガバナンスの本質を見極め、時代の変化に柔軟に適応させていくことは、多様な背景や知識、経験をもつ人たちが力を合わせ、協力し合える組織を形作ります。新たな挑戦が生まれやすい私たちの組織こそ、明るい豊かな社会へ資するものであると確信しております。

室長 鈴木 徹郎

横浜青年会議所は、社会開発、指導力開発、日本経済の伸展、世界平和を目的とし、関係諸団体と連携協力して、横浜の発展へつながる様々な運動を発信してまいりました。近年、メンバー内で活動経験の差が浮き彫りになっており、メンバーが確実に成長することが必要であり、先輩諸兄姉達が積み重ねてきた歴史と伝統を継承し、一人ひとりが圧倒的当事者意識をもって活動を実行することで、組織価値を高める運営を行う必要があります。

青年会議所活動を組織として円滑に運営するために、組織運営の補佐を行い、日々の通常業務、突発的な業務を遂行致します。そして、横浜青年会議所の様々な事業を実施するため、役員との連絡調整並びに正副理事長会議を行うことで、組織として統一感のある活動の実現を致します。また、青年会議所間の互いの関係を現状維持ではなく、例年より更に深いもとし、次世代に継承するために、国際青年会議所、日本青年会議所及び各地青年会議所との連絡調整を実施してまいります。さらに、各青年会議所からの依頼内容を遅延なく遂行するため、国際青年会議所、日本青年会議所出向の情報収集及び整理を実施致します。また、横浜青年会議所の活動を円滑に実施するために、外部情報の収集、連絡調整を実施し、関係諸団体との関係性構築、連携強化を図ります。最後に、組織の発展には圧倒的当事者意識をもった人材が必要であることが明確であり、会員の意識調査、研究を実施し、メンバー一人ひとりの想いに寄り添い、共感することで、人財力の向上を図ります。人財力が向上され、メンバーの方向性を統一することで強い組織作りになると考えます。

圧倒的当事者意識をもったメンバー一人ひとりの活動は互いに伝播し、横浜青年会議所の組織力を向上させます。強い組織力をもって青年会議所活動を行うことで、地域課題を模索、解決し、その結果、私たちが住み暮らすまちの発展に寄与すると確信しております。

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