横浜青年会議所創立70周年記念誌
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現状だけで満足しないで相反くということで良いと思います。運動指針というのは大枠で、青年会議所というのは理事長が頭になって活動していく。青年会議所は新しいことに色々と挑戦するから失敗も多い。その中で一掴みの成功を掴んでと思っています。このニューノーマルと言われる時代においても、我々が新しい価値観を作っていくという発想を持った団体であって欲しいです。ます。量的な拡大を求めるのか、質的な拡大を求めるのかという議論は我々のときもありました。他には、事業を打つ数を増やすのか、あるいは減らしてみたらどうか。減らしてみたら集中した事業が打てるという考えもあるかもしれない。一方で、いっぱい事業を打って色々な繋がりを広げていくことも考えいく。それを後々に継承していく団体だするものを考えることも大事だと思い(殿内先輩)るべきです。私自身、元々は仕事で会社を大きくしていきたいという思いが強かった。売上げをもっともっと伸ばしていこうみたいな考えです。でも、この近年は、利益も追求していこうか、働いている人の満足度が高まっているかとか、そういうことを考えるようになりました。相反するものを考えるのは大切だと感じています。『創発』なんかは本当にそれで、考え方が違う人が意見を出し合って、それで良い答えを出すことを実際やっていた訳です。そういう部分も考えて活動してもらえると、また違った新しいものが生み出せると思います。(三村理事長)運動指針「共創」がスタートしましたが、どのような方向性を持って、どのような活動を行うことが大事でしょうか?(森先輩)のかというところは絶対大切にした方が良くて、そこが一番大事じゃないですか。何のために時間と労力を費やすのか。それを再確認しながら、場合によっては再定義する必要もあるかもわからない。例えば、ザッカーバーグに娘が生まれ、その娘が凄く可愛いくて、彼は自分の全財産を慈善団体に寄付しました。その子が可愛いのであればその子に家庭教師を雇い、運転手を付けることもできます。しかし彼は自分の全財産を慈善団体に寄付する訳ですよ。横浜で商売して、横浜で家族が暮らしている。地域が良くなることは自分自域が本当に疲弊していく中で自分の会社だけが良くなっていくことは無いでしょう。廃れ大義が重要。何のためにやっている身が良くなることじゃないですか。地ている暗い地域の中で自分たちの子供や家族が活き活きと楽しく生活できるかというと、そうではないじゃないですか。地域の利害と自分自身の利害は恐らく一致するはずです。何をやっていくべきかは、現役の皆さんが考えるべきだと思いますが基本は大義です。そこを絶対に確認しながらやった方が良い。そうじゃないと何のためにやっているのか分からなくなってしまいます。(野並特別顧問)変化に対応していただきたいですね。「共創」を運動指針として決めた段階ではコロナ禍を経験していなかった。そういった社会環境を予期して決めている訳では無いので、世の中に合っていないと思われるのであれば、逆にそれに従わないぐらいのものをちゃんとやっていってもらいたいと思います。そして、やはり自分たち自身で、ありたいに向けて自分たちが変化を起こして、変化を受け入れて欲しい。この組織は実際に変化ので、1年1年の中で実行し続けてもらいたいと思います。(三村理事長)自分たちがありたい未来を描いて、考動を通して変化を起こしていくということですね。事業を通して変化を起こしていくことが未来をきちんと描いて、そこを打ち出せる組織であると思っている現状難しくなってきている中で、ZOOM等を通して小さなことから一つ一つ変化を起こしていく事業構築をしていきたいと思います。本日の座談会は私にとっても現役メンバーにとっても非常に有意義なものでした。本日は長時間にわたり貴重なお話をいただき、誠に有難うございました。25UP TO2012≫2021

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