横浜青年会議所創立70周年記念誌
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どこかで振り返るというのがい価値観の発信は常に続けていただきたい。「横浜」は世界的に影響力を持ていくというのが大事です。なノイズに対してスピード感を持って動けることが重要でしょう。も、今の時代の流れが余りにも速すぎて、的確な言葉を見つけるのがすごく難しいですよね。先ほど齋藤さんも仰ってましたが、この「共創」という言葉でスタートしていますし、年代の「共感」「共創」の流れは今後も続くでしょう。次やる人たちも地域を大切にしましょうとか、関係を深めましょうとか、組織を大切にしていきましょうとか、きっとそういう風になる。ただ、あまり縮こまらない様な形でやってもらいたいなと。あえて大きく変わらない言葉を選んだとしても、やっていく中で時代は大きく動いていきます。「共創」の時は、一層、そのイメージを持ってやっていければ、ブレることのない組織になれるでしょう。を行いました。では、「共感」から「共創」へ何が変わるのか。世界会議の翌年の我々は何をしたら良いのか。それを意識して事業構築を進めております。所は大きな知見を持ちました。その知見をどう消化するかが重要です。集めた「共感」凄く大事です。2010年代や2020(三村理事長)「共感」では、その集大成として世界会議(森先輩)世界会議を開催したことで、横浜青年会議を使って何をするかということですよね。成果が小さかろうと何かを早く実行した方が良いですね。抽象論とか精神論って今は全く意味がない。具体論で勝負した方が良いと思います。横浜青年会議所って本当にまちとか文化を作ってきた青年会議所じゃないですか。本来、横浜青年会議所というのは政策を作って政策を実行する団体です。そういう価値にしっかりもう一度立ち返る。具体論をとにかく早く実行に移す。成果は小さくても良くて、考えながらとにかく色々と実行していくことです。(三村理事長)野並特別顧問は、「共創」を決めた当該年度の理事長でした。「共感」から「共創」についてどのようにお考えでしょうか。(野並特別顧問)長期政策会議では、2030年まで世の中がどういう状態であるのかについて話し合いました。まず、SDGsが達成されている年というのがありました。世の中全体がその方向へ進んでいく中で、青年会議所は、このまちの中で何ができるのか。言葉で表せるものって何だろうということで、色々とワードを出し合いました。もちろん、2020年の中頃には、またSDGsから派生した新しい価値観みたいなものが表現されているとは思います。ただ、まずは、今の世の中で2030年に到達していなければいけないとされる地球上の課題があって、そこから横浜という所に細かく目線を持って行った時に、このまちの中ではどういう状態になっていなくてはいけないのかを考えています。それに加えて、新してる場所だと思いますし、そういう都市であり続けたいと思っています。その新しい価値観の発信は、青年会議所という環境を使いながら行うのですが、我々だけでなく、様々入れて貰えて浸透していくものになると思います。そういう観点で、これからも青年会議所が進んでいっていただければ嬉しいです。(三村理事長)SDGsのどのテーマに関わるのかを明確にする新しい議案フォーマットを考案するなど、横浜青年会議所内ではSDGsへの理解を深める取組みをしています。SDGsは2030年がゴールということで、2025年には中間検証を行います。中間検証が間違っていれば軌道修正も必要です。2029年度や2030年度の横浜青年会議所は、2021年から10年間の集大成に向けて、どのような活動をして、どのような方向性を持つべきでしょうか。(岡部先輩)「この組織ってそんなに変らないよな」というのが正直なところで、それが良い所でもあり悪い所でもあります。ただ、時代の変化は滅茶苦茶速くなっていて、考え方や価ます。例えば、横浜開港祭は記念日を祝うのなカウンターパートと言われる方々と共に発信する方が、世の中の方々へ受け値観を変える必要があると思っていで大きくやるのが今までの当たり前で、会員拡大も人数を確保して大きくするのが当たり前でした。でも、今はそれで良いのかすら分からなくなっている。大企業になることが良いことなのかも分からない。大きくなるほど抽象論が飛び交っていたり、アクションが遅くなったりすることもある。そのリスクや「共創」を踏まえると、組織は小さくても良いのかもしれない。周りと連携するのであれば、僕らが大きくなる必要は無いかもしれない。沢山のデータを集めることが大事になる場合でも、例えば、横浜開港祭でいえば一日のうちに何万人と集めてデータを収集する方法もあれば、同じ日に人を集めると大変なので、開港祭月間という言い方に変えて1か月くらいの期間を設けて、少数でもできるような横浜開港祭を体感できる何かをやってデータを集める方法もある。考え方を変えまた、私は、青年である僕らが感じること、色々ある社会のノイズみたいなものや自分の生き方、美意識等がすごく価値を生むと考えています。皆さん一人ひとりの姿勢、美意識、ノイズを拾える組織であること、その小さ23

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